潘基文国連事務総長が日本の歴史認識を批判、中国では賛否両論の反応―中国版ツイッター

Record China    2013年8月27日(火) 13時50分

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26日、国連の潘基文事務総長が「正しい歴史(認識)が良好な国家関係を維持する」「日本の政治指導者は深い省察をもって国際的視野に立った未来像を描く必要がある」と、平和憲法改正の動きを見せる安倍政権を批判するような発言をした。

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2013年8月26日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長がソウルの韓国外交部で記者会見した際、「正しい歴史(認識)が良好な国家関係を維持する」「日本の政治指導者は深い省察をもって国際的視野に立った未来像を描く必要がある」と、平和憲法改正の動きを見せる安倍政権を批判するような発言をした。潘事務総長は韓国出身であり、自国政府の立場に同調したかたちとなるが、これは国連事務総長の発言としては異例だ。中立性を欠く行為として問題視される可能性もある。

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これに対し、菅義偉官房長官は27日の会見で、「(発言の)真意を確認し、引き続き日本の立場を国連などで説明していきたい」と述べ、不快感を示した。

日本の対中・対韓関係が、歴史認識問題や領土問題によって緊張が続いていることについても、「国連事務総長として遺憾」と発言した潘事務総長。発言については当然、中国でも多くの媒体が取り上げる事態となっている。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでも、一般から多くの意見が寄せられているが、その反応は賛否が分かれた。以下は投稿の一部。

■発言を支持する声

「やっと事実をはっきり言う人が出てきた」

「今回の発言は間違ってないだろう」

「何も意図的なものではない、中庸な発言だ」

「国連は早々に、日本軍による侵略の事実について定義を下している。潘事務総長はそれを繰り返し述べたに過ぎない」

「国連という機関がそもそも、第二次大戦の産物だもの。敗戦国を監視するのは当然」

「例えばナチスを批判して『中立性に欠ける』と批判されることはないだろう?」

「中立かつ正義の概念があってこそ、侵略の事実を謝罪する意識が生まれるんだろう?」

「このくらい毅然と主張しないと、日本は聞き入れない」

■発言を批判する声

「この発言を韓国で行ったのはまずかったな」

「事実はそうであっても、国連事務総長としてはよろしくない発言だ。韓国人としての立場はとってはならないだろう」

「これは職権乱用発言では」

「国連っていつになったら中立的組織になるの?」

「こうした話題に言及するのはいいと思うが、日本だけを対象とする権利は彼にはないだろう。それに、国連というのは単に調整を行う機関に過ぎない。各国の権力機関に圧力を与えるようなものであってはならない」

「過去ばかりに固執して未来を見ないやつら。その国際社会の発言には利益獲得という強烈な目的がある」

「国連はベトナム戦争中に30万人の女性を強姦し殺害したという蛮行についても触れないとならないだろう。韓国軍が現地に産み落としたライタイハン(混血児)はいったい何人いるのか?過去の罪状を認めないのはむしろ韓国じゃないか!」(翻訳・編集/愛玉)

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