専制的な親に育てられた男の子は「女々しい」、小学校教諭が調査―中国

Record China    2013年8月27日(火) 16時30分

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26日、専制的な親に育てられた男の子は女々しいという。資料写真。

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2013年8月26日、任智康(レン・ジーカン)さんは、浙江省杭州市の採荷三小学校で教鞭をとる男性教師だ。他の女性教師が教師の話を素直にきく児童を好む傾向にあるのとは異なり、任先生はいまどきの小学生について、「どうして男の子は男の子らしくないのか。何をするにつけても男っぽさのかけらもない。話し方は極めて女の子っぽく、勇気を出して話そうとしない、思い切った行動に出ない、独立性に乏しい」と感じている。また、男の子が「女の子が僕をいじめる」と教師に訴えに来ることが頻繁にある。授業中に発言することや、教師に質問するケースも少ないという。銭江晩報が伝えた。

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任先生は、2年の歳月をかけて特別な調査を実施した。調査対象となったのは、杭州市内の小学校4校に通う中・高学年の男子児童35人。彼らはいずれも、やや弱々しく人が良いという性格上の特徴を備えている。調査の結果、男の子が軟弱な性格であることと、家庭の雰囲気との間には、非常に深い関係があることが分かった。和気あいあいとした温かな家庭環境で育った子供は、明朗活発、親切、素直といった性格を備えている。一方、雰囲気の良い時と悪い時との差が激しく極めて不安定で、両親や他の家族との間で喧嘩が絶えない家庭の場合、子供は冷淡・偏屈・卑屈な性格になるケースが多い。特に、子供を溺愛する親や、専制的な親に育てられた男の子で、男らしい子はほぼ皆無だ。

○男の子の軟弱な性格と専制的な親、高い相関関係

任先生は杭州市内の小学校4校に通う、やや軟弱で人の良い性格を持つ中・高学年の男子児童35人を対象に調査を行った。調査の対象となる男子は各クラス担任が選んだ。

任先生は調査を進めるうちに、調査対象児童の67%において、「臆病・卑屈・依存的・内気」といった性向がかなり高い事実を突き止めた。

また調査の結果、男の子の「臆病・卑屈・依存的・内気」などの性格と、家庭の雰囲気との間には、かなり深い関係があることが明らかになった。軟弱な性格の男の子の親は、「溺愛型(50%)」が多く、「専制型(33%)」がこれに続いた。溺愛型の親に育てられた男の子の性格上の特徴としては、「依存的(86%)」「内気(67%)」「卑屈(33%)」が多かった。また、専制型の親の場合は、「内気(90%)」と「依存的(70%)」が目立った。

アンケート調査において、「軟弱な性格」に絡む具体的な問題として、「自分を表現する勇気がない」「優柔不断で何事も決められない」「自信がない」などが挙げられた。また、溺愛型の親に育てられた男の子には、「独立意識と自己判断力に欠ける」「何事をするにも思い切ってできない」などの特徴が見られた。専制型な親は、子供に対してあまりにも厳しい態度で接し、かなり横暴な管理教育を行うケースが多いことから、成長するにつれて子供の口数が少なくなり、周囲の人々との付き合いが苦手になり、気が小さく臆病な性格に育つ傾向にある。

○男の子の性格と両親の職業にも相関関係あり

任先生は、調査研究のプロセスで、両親の子供に対する期待と男の子の性格形成との間の相関関係についても分析を進めた。

軟弱な性格の男子児童の両親のうち53%は、子供の将来の職業に対して高い期待を抱いていた。また、33%は、自分の子供とよその子供との比較をしばしば行っていた。

両親の職業も、男の子の軟弱な性格と深い関係があり、主に、一般労働者(40%)と商人(33%)に集中していた。両親の文化レベルや家庭の経済的条件と男の子の性格との間には、顕著な相関関係は見られなかった。

また、「家庭と周囲の人間関係」と男の子の軟弱な性格との間にも、大きな関係性があった。調査の結果、近所との行き来が多い家庭はわずか6%だったが、そのような家庭の男の子は軒並み、明るく活発な性格の持ち主だった。これは、良いお隣さんに恵まれると、子供は好ましい社交関係を築き、男の子は男らしく、勇ましく、明るく、心の広い子に育つという事実を物語っている。

○臆病さを乗り越えるには、子供に様々な経験をさせることが必要

男の子が臆病な性格の場合、どうやってそれを乗り越えさせれば良いのだろうか?杭州のいくつかの有名小学校の先生は、いくつかの提案をしている。

子供が自分の臆病さを克服するためには、まず、その子が十分な自信を持つことが必要だ。自信を持つためには、子供は成功を体験し、喜びを味わう機会を多く持つことが必要だ。成功は、入念な準備によってもたらされる。たとえば、子供が来客をもてなす時に、萎縮せず堂々とおもてなしをするためには、お客が来る前に、客間を掃除して整えるなどの準備を子供にも手伝わせる。親は、子供と一緒に客間を片付けながら、自然なリラックスした雰囲気の中で、お客とどのようにして話をしたらよいかを教え、お茶やお水の振る舞い方を事前に練習させると良い。

子供がクラスの中で勇気ある態度で発言できるようになるためには、子供と仲の良いクラスメート数人を家に呼び、子供が彼らの前で短い話をするような練習の場を作ってあげると良い。幾度か練習を重ね、子供が自信を持つようになったら、授業中に本人に質問してもらえるよう、教師に連絡を取って頼んでみる。

クラスで「お楽しみ会」が開かれる時は、事前に教師に連絡し、子供に小さな出し物を準備させて披露させるか、集団の出し物に参加させてもらい、子供が人前で自分を表現する機会を増やせるようサポートすることが重要となる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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