<コラム>癒された!音楽イベント「海邊的孩子」、台湾の原住民ミュージック

長春うさぎ    2019年11月25日(月) 15時20分

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9月15日、台湾原住民の音楽イベント「海邊的孩子」を観てきました。

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9月15日、台湾原住民の音楽イベント「海邊的孩子」を観てきました。場所は、東京青山にあるライヴハウス「月見ル君想フ」です。約200人収容サイズ。どの場所からもミュージシャンが近くに見え、会場との一体感がたまりません。

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台湾の原住民音楽は5、6年ほど前に国内外でどかんとクローズアップ。日本に住む私も、その頃に知りました。それまで台湾のスーパースター阿妹(アーメイ/張恵妹)の「姊妹」を聴くくらいで。いろいろ聴いてみると素晴らしい楽曲が多いことに、やっと気づいたという(遅)。

心に響く、独特なコブシがたまりません。とてもノスタルジックです。誰もが、郷愁を感じてしまう。日本人の私でさえ、幼い頃の自分、そして父母、祖父母、家族、地元の友人などに想いを馳せ、グっときてしまう。

東京では2度目となる本公演「海邊的孩子」は、台北では今年で12回目。現在の公認16部族の台湾原住民から成る音楽コンテストです。

オープニングアクトは、高偉[員力](Shan Hay)。プヌン族のシンガーですが、歌の上手さと麗しい声は、原住民ミュージックの枠を超え、今や台湾音楽界ではメジャーな存在。『不,完美』など聞き覚えのある曲もあり、サビは一緒に歌ってしまう。いや~楽しい。

次に登場したのは、主催者である阿美族の歌手Suming(スミン/舒米恩)。いつもニコニコ笑顔。ステージに立っているだけで、楽しい雰囲気に。曲も多彩なのです。原住民の民謡にのせた恋の歌も楽しいのですが、やはり名曲『不要放棄』は泣けます。

最後に登場したのが、今年2019年の台北(海邊的孩子)にて観客投票数1位を獲得したバンド「2.0樂團」。原住民ミュージック独特の美しいハーモニーを披露してくださり、こんなに近くで聴けるのは本当に幸運です。

3組のバンドが出ていたので、機材もその度チェンジ。ライブがストップしている間、物販のお姉さんや音響お兄さんと中国語でいろいろ話を聞く。中華圏peopleのこの気さくな雰囲気、大好きです。「11月下旬に、原住民音楽のフェスがあるから、台湾に来なさいよー!」と。ありがとうございます。

ライブ終了後は、出演者皆さんで見送ってくださり、驚きました~。「声が素敵。感動しました~」と 2.0樂團ボーカルKiviちゃんにやっと伝える。本人を前にすると、照れてしまうものですね。

とても楽しい一夜でした。沖縄、ハワイもそうですが、島唄って、癒されますよね。ぜひまた行きたい!!

■筆者プロフィール:長春うさぎ

外国語大学にて中国語を専攻。吉林省の大学に2年間国費留学して以来、中国圏カルチャーはかけがえのないものとなりました。留学後はずっと日本に居ますが、中国語で同僚と話したり、You tubeで映画やTVを観たり、potcastでFMラジオをon timeで聴いて、日本に居ながらLIVEなチャイナカルチャーを楽しんでいます。身近にある「チャイナ」な日々をご紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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