大国の責任感を示す大国外交

人民網日本語版    2019年11月18日(月) 15時0分

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習近平国家主席は11月10日から14日にかけて、国賓としてギリシャを訪問したほか、ブラジルで開催された第11回BRICS首脳会議に出席した。

習近平国家主席は11月10日から14日にかけて、国賓としてギリシャを訪問したほか、ブラジルで開催された第11回BRICS首脳会議に出席した。今年習主席は7回外遊し、ホームグラウンド外交を4回展開して、新中国成立以降70年の偉大な成果と中国の特色ある大国外交の風格を全面的に示し、大国としての責任感を示し、中国の理念と知恵を分かち合い、中国の影響力を力強く高めた。(文:厳瑜・本紙論説員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

人類運命共同体の構築は中国が世界のために描いたビジョンであり、中国が世界のために見出した人類共存の道でもある。

日増しに増えるグローバルな試練を前に、身を局外に置くことができ、他国を顧みずに自国のことのみを考えてよい国はない。今年、習主席は様々な国際的な場で、「人類運命共同体」をどう構築するかについて様々な角度からさらに深く説明するとともに、実施可能な方法論を提示した。G20大阪サミットで習主席は「我々は共通利益に立脚し、長期的発展に着眼し、世界の恒久的な平和と繁栄、各国民の安穏な生活と仕事を実現する必要がある」と呼びかけた。ブラジリアで開催されたBRICS首脳会議の公開会議では、より緊密な中国アフリカ運命共同体、手を携えて共に歩む中国・中南米運命共同体を共に構築することに続き、開放・包摂、革新的成長、コネクティビティ、協力・ウィンウィンのアジア太平洋運命共同体の構築に尽力することを初めて提唱した。中国の案は世界の憧憬に値する未来を描き出した。

一帯一路」の共同建設は、中国が世界のために築いたプラットフォームであり、中国が世界のために見出した人類発展の道でもある。「一帯一路」がスローガンや伝説ではなく、成功する実践であり素晴らしい現実であることは、事実がすでに証明している。中国遠洋海運集団有限公司によるピレウス港プロジェクトの現場で、習主席は「一帯一路」共同建設の成功の模範を視察した。今年、イタリアがG7で初めて「一帯一路」イニシアティブの覚書に調印した。中国とキルギス、タジキスタンによる「一帯一路」共同建設協力の新たな青写真がさらにはっきりした。ネパールのバンダリ大統領が「一帯一路」共同建設に積極的に参加し、ヒマラヤを跨ぐ立体的相互接続ネットワークを構築したい考えを表明した。このように「一帯一路」イニシアティブは世界中で「ブレイク」している。これは「一帯一路」イニシアティブが経済のグローバル化という歴史の潮流に順応し、グローバル・ガバナンス体制の変革という時代の要請に順応し、より良い生活を送りたいという各国民の強い願いに順応しているためだ。

対外開放の拡大は、中国が世界に示した誠意であり、中国が世界のために見出した人類が分かち合う道だ。

現在、一国主義と保護主義の逆風が再び吹き、世界経済の成長に影が差している。中国は果敢に大旗を担ぎ、開放型世界経済構築の先導者であり続ける。第2回中国国際輸入博覧会での累計成約見込額は年711億3000万ドルで、前回比23%増加した。今回の輸入博覧会開幕式の基調演説で、習主席は「中国は両腕を広げて、各国に市場・投資・成長のチャンスをさらに多く提供し、共同発展を実現する」と表明した。G20大阪サミットで習主席は「中国は若干の重大な措置をさらに打ち出し、対外開放の新局面の形成を加速し、質の高い発展の実現に努力する」と宣言した。中国は行動によって全世界のために開放の模範を築き、開放によるボーナスを各国と分かち合い、世界経済に力強い活力を与える。

過去百年間なかった情勢の大変動を前に、習主席は人類の前途命運を深く考え、人類の歴史のプロセスと国際構造の変化の観点から、中国の成功経験を深い洞察をもって総括し、国際社会の期待と合致し、各者の共通利益にかなう中国の案を提示し、グローバル・ガバナンスの整備を先導している。

今年の中国の特色ある大国外交の実践と風格が、全世界の平和と発展にとって力強い思想的啓発となるのは間違いない。(編集NA)

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