実はタオバオよりも人気?手軽なフリマアプリ「閑魚」はいまどき若者の新常識!?

フライメディア    2019年11月19日(火) 6時20分

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1990年生まれのネット世代の若者を中心に、新しい消費スタイルを生み出している人気のアプリがある。それが「閑魚」と呼ばれるアプリだ。

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今年も11月11日(月)に「独身の日(シングルデー/双十一/W11)」のECイベントを迎えた中国。ここ数年は、当初のW11ブームによる衝動買いから、計画的な購入へと消費者意識も大きく転換してきているが、中でも1990年生まれのネット世代の若者を中心に、新しい消費スタイルを生み出している人気のアプリがある。それが「閑魚(Xianyu/シェン・ユィ)」と呼ばれるアプリだ。

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「閑魚」は、中国最大の中古品を取引するプラットフォームで、近年、1980年代後半~1990年代生まれの若者を中心にいま一番流行っていると言っても過言ではない人気アプリの一つだ。しかもアリババグループ傘下のアプリなので、「淘宝網(タオバオ)」や「支付宝(アリペイ)」とも連動し、これらのアプリのIDで「閑魚」にログインできる。そのため、登録はいたって簡単。

もちろん、操作も簡単で、商品を販売するには、写真をとり、情報をアップロードして、オンラインでやりとりするだけ。価格も売る側が自由に設定できる。商品を販売するのに複雑な出店手続きも必要なく、また出品手数料などの仲介手数料もかからないことから、思いたった時にすぐに販売できる手軽さも若者に人気の要因の一つだ。

取り扱う商品は、化粧品、アパレル、生活雑貨、デジタル家電などさまざま。実際は、中古品だけではなく、新品も取引されている。年末も近いので、断捨離しながら冬物への入れ替えや部屋掃除をしていると言うと、周囲の中国人(30代前半)には、決まって「閑魚」で販売したら?とアドバイスされる。「登録も使い方も簡単だし、捨てるのはもったいないでしょ」と言われるが、未使用とはいえ、そうした中古品売買は面倒なことが多そうな気がすると答えると、如何に手軽に販売できるかとどう操作するか、機能を含めて、かなり熱心に説明してくれる。

聞いていると、意外と気軽に使え、思っていたような複雑な手続きもなく、また、取引が成立すると、宅配業者の手配までもアプリ内で完結できるところから、販売にいたるまで、そのハードルの低さを感じた。

そのほか、古着などの衣類を回収してくれるサービスもあり、とくに人目が気になり、なかなかゴミとして捨てづらいと、駐在員夫人が嘆く“衣類”が気軽に処理できる便利なアプリでもある。

こうした中古品販売のアプリ人気が浸透することで、今後、中古品のリサイクル市場がさらに進化を遂げそうな予感がした。(提供/フライメディア)

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