世界三大黒土地帯=三江平原

Record China    2006年5月15日(月) 15時46分

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黒竜江省は、中国の重要な食糧生産基地のひとつである。特に黒竜江・松花江・ウスリー江の合流地帯は、三江平原と呼ばれ、世界三大黒土地帯の一つに数えられる。三江平原はロシアと国境を接し面積10万3000平方キロ、北海道の7万8000平方キロ(北方領土を除く)をしのぐ大平原だ。もともと低湿地帯で森が多く、耕作には適していなかったが、清代末期から徐々に開拓民が入植し始め、日本の開拓団もこの三江平原を中心に入植し開墾に取り組んだ。その結果、長い歴史を経て200万ヘクタールの湿地は耕地に変わり、三江平原は機械化の進んだ中国屈指の食糧生産基地になった。しかしその反面、大規模な開墾は、自然破壊を招き、2001年に政府は、耕地開墾の全面禁止を決定した。黒竜江省に訪れる観光客は少ないが、夕日を浴びて輝く一面の小麦畑など、ここには広大な大陸を持つ中国ならではの風景が広がっている。

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