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広深港高速鉄道開通1周年 大湾区の「1時間生活圈」を実現

配信日時:2019年11月16日(土) 8時0分
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中国の広州・深セン・香港地区を経由する広深港高速鉄道の開通を告げる列車「動感号」が香港地区の西九龍駅を出発してからこれまでの1年間で約6万8000本が往来し、延べ1500万人が利用してきた。

中国の広州・深セン・香港地区を経由する広深港高速鉄道の開通を告げる列車「動感号」が香港地区の西九龍駅を出発してからこれまでの1年間で約6万8000本が往来し、延べ1500万人が利用してきた。人民日報海外版が報じた。

同路線が開通してからの約1年間、香港地区への直通便がある中国大陸部の駅は44駅から58駅へと増加し、平日の平均利用者数は延べ約5万人、春節(旧正月)期間中の1日当たりの利用者数は最高で延べ10万5000人以上に達している。

香港地区と大陸部における効率よい通関手続きに高い満足度

広深港高速鉄道の香港地区区間は西九龍駅から深センまでのわずか26キロであるものの、それにより香港地区は正式に中国全土の高速鉄道網に取り込まれ、高速鉄道時代へと突入した。現在、西九龍駅は、通関者数が中国で8番目に多い特大型通関地になっている。

西九龍駅では拡張工事が続けられており、今ではセルフレーンが100本設置され、1時間当たりに通過できる乗客の数(一方通行で)は8400人から1万3200人へと増え、セルフ通関の利用者の割合は70%に達している。また、子供連れの旅客の割合が高いという現状から、中国初の「中国公民E家行」レーンも開設される。

第三者調査機構の統計によると、調査に答えた旅客の西九龍駅の満足度は86.74ポイント、96%以上が通関の效率を「非常に満足」、または「比較的満足」と評価している。

日帰りで気軽に香港地区と大陸部の往復を実現

香港地区の李俊賢さんは、「本当に便利。私はぼぼ毎月2回は高速鉄道に乗って厦門(アモイ)に仕事に行く。以前は広州に行くのには2時間、厦門に行くのには7時間もかかっていたが、今は香港地区から広州まで1時間足らず、厦門までは約4時間で行けるようになった。高速鉄道が開通する前は、中国大陸部に出張に行くために、まず地下鉄か跨境巴士(Cross - Border Bus)で深センまで行き、それから高速鉄道に乗り換えなければならなかった。でも今は本当に便利になった」と話す。

英国の弁護士事務所Hill Dickinson の香港地区事務所の劉洋法務総監は、「十数分で深センに、1時間以内に広州に行くことができ、『動感号』はとても便利。今年、大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の他の都市に何回か出張に行ったが、毎回高速鉄道で行った」と話す。

HSBCプライベートバンクの高菲副董事は、「朝に広州に行ってクライアントに会い、茶を飲んで、会議に参加して、午後には帰ってくることができて、とても気軽だ」と話す。

深センに住む男性・葛さんは香港地区の大学でMBA(経営学修士)を学ぶ大学院生で、毎週高速鉄道で香港地区に来て授業を受けている。そして、「香港地区の同級生とコンセンサスを築くことができた。高速鉄道ができて、香港地区と大陸部の連絡が一層緊密になった」と話す。

香港地区の女性・呼さんは、美容関係の仕事をしており、中国大陸部にも客がいるため、高速鉄道に約20回乗ったことがあるという。彼女は金曜日に高速鉄道で広州や恵州などに行き、日曜日に香港地区に戻ることが多いという。

高速鉄道でツアー旅行が人気

西九龍出入境検査所の統計によると、2018年の「国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた大型連休中、西九龍駅から通関した団体の旅客は約延べ10万人だった。今年3月27日、西九龍駅の通関地が開通し、186日目に通関者が1000万人に達し、同通関地は年間利用者「1000万人」レベルの通関地に仲間入りした。

香港地区の旅行業界関係者は、「広深港高速鉄道が開通してからの1年間、高速鉄道に乗って広東省の潮州、汕頭に行くグルメツアー旅行が香港地区で人気。以前は1週間に団体1組だったのが、今は1日に10組になっている」と説明する。

香港中国旅行社の楊世■副総経理(■は品の口が金) は、「広深港高速鉄道が開通し、香港地区から中国大陸部に向かうツアー旅行が人気になっている。2018年同期比で10‐20%増になっている。近い所なら、潮汕や広州南で乗り換えて長隆へ、遠い所なら貴州や厦門へ行くというのも人気になっている」と説明する。

香港東瀛游旅行社の禤国全執行董事は、「3-4日間の高速鉄道ツアー旅行が最も人気。特に潮汕に行くツアーが大人気になっている。以前は、長距離バスに乗って5-6時間移動しなければならなかったが、今は直行で2時間半ほどで到着する。以前は1週間にツアー1組だったが、高速鉄道が開通してからは、オンシーズンで最高1日10組が利用した」と説明する。また、1泊2日、または日帰りの広州旅行、深セン旅行が400香港ドル(1香港ドルは約13.87円)で、大人気だという。

禤執行董事によると、高速鉄道が開通して一周年を迎え、香港鉄道MTRは期間限定で観光業界向けに割引キャンペーンを打ち出す計画なので、さらに手ごろな価格の高速鉄道ツアー旅行の販売が間もなく始まるという。(編集KN)

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