世界の発展にプラスのエネルギーを注入するBRICS協力

人民網日本語版    2019年11月14日(木) 17時40分

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第11回BRICS首脳会議が13、14両日にブラジリアで開催される。写真はBRICS首脳会議。

第11回BRICS首脳会議が13、14両日にブラジリアで開催される。人民日報の取材したBRICS各国の学者は、中国が他のBRICS構成国と共に団結と協力を一層強化して、世界の発展にプラスのエネルギーを注入することへの期待を次々に表明した。

■BRICS協力はさらに多くのチャンスをもたらす

「BRICS協力体制は11年目に入り、国際情勢には新しい複雑な変化が生じている」。ブラジルのシンクタンク、ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)でブラジル―中国研究センター長を務めるエヴァンドロ・メネゼス・デ・カルヴァリョ氏は「新たな情勢の下、BRICSは交流と対話を強化し、グローバルな試練に対処するための解決策を探る必要がある」と指摘した。

カルヴァリョ氏は長年中国を研究しており、復旦大学BRICS研究センターの客員研究員として中国に長く暮らしたこともある。同氏は「多国間主義は平和と経済発展を実現するうえで重要な条件だ。現在、新興国と途上国は共通利益と発展空間を守るという課題を抱えている。中国の提唱する『BRICSプラス』モデルは新興国と途上国の団結・協力にさらに多くのチャンスをもたらした。これは国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押しするうえでプラスだ」と指摘した。

カルヴァリョ氏は人類運命共同体の理念を高く評価し、「人類運命共同体の理念は開放を提唱すると同時に、人的・文化的交流の強化、文化と価値観の多様性の尊重を主張している。こうした多様性はまさに今の社会に必要なものだ」との考えを示した。

また「BRICS協力体制は引き続き重要な役割を発揮すると私は信じる。また、他のBRICS構成国が中国と共に、BRICS協力体制の整備と発展のために一層の貢献をすることを期待する」と述べた。

■実務協力の新たな段階を開く

毎年首脳会議の前後にBRICSはメディアフォーラムやシンクタンクフォーラムなど関連行事を行う。インド、ジャワハルラール・ネルー大学のスワラン・シン教授はこうした行事に数度参加しており、BRICS実務協力のたゆまぬ発展の目撃者だ。

「BRICSは世界経済の成長に重要な原動力を提供しており、重要な投資先でもある。世界経済の成長が全体的に鈍化している現在もなお、BRICSは強靱性を示している」。シン氏は「BRICSは貿易と投資の自由化及び円滑化の促進に尽力し、各分野の経済協力を深化・拡大し、BRICS全体の競争力を高め、世界経済の発展促進に貢献してきた。BRICS新開発銀行とBRICS外貨準備基金は各分野の協力の深化・拡大の重要な成果の1つであり、途上国の経済発展に有力な保障を提供している」と指摘。

近年、特に厦門(アモイ)首脳会議以降、BRICSは経済・貿易・財政・金融、政治・安全保障、人的・文化的交流の三大分野で協力を強化し続けている。「BRICSは協力の新たな段階を開いて、南南協力促進の『牽引車』となることができる」。シン氏は今後BRICSが経済・貿易、科学技術革新などの分野でさらに協力を強化し、経済・貿易協力の潜在力を発揮し続けることへの期待を表明した。(編集NA)

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