2013年8月23日、香港の俳優ニコラス・ツェー（謝霆鋒）が中国の雑誌インタビューで、16歳でデビュー後は波乱万丈だったこれまでの道のりを語っている。NOWnewsが伝えた。

俳優パトリック・ツェー（謝賢）の息子で二世タレントだが、芸能界ではすでに父親を超える存在。16歳だった1996年、香港最大手の芸能プロダクション・英皇娯楽集団（EEG）と10年間の所属契約を結び、芸能界デビュー。これは父パトリックが抱えた巨額負債の返済のため、身売り同然の形だったと言われる。中国の雑誌「博客天下」のインタビューでニコラスが語ったところによると、当時は数多くのプロダクションが名乗りを上げたが、EEGのアルバート・ヨン（楊受成）CEOと父パトリックが親しかったため、同社を選んだとのこと。歌手としてデビューしているが、「自分の好きなことを仕事にできるので、とてもラッキーだと思っていた」と語る。世間から言われるような、身売りという自覚はなかったという。

デビュー後は、反逆的な行動や自身が起こした交通事故で身代わりを立てるなど、トラブルメーカーとしても有名に。歌姫フェイ・ウォン（王菲）との年の差愛も話題になった。波乱万丈の道のりについて、「まるで大人のごとく、大人でも解決できないことを自分なりに解決してきた」と語っている。

2008年1月に発生したわいせつ写真流出事件では、妻で女優のセシリア・チャン（張柏芝）と親友の俳優エディソン・チャン（陳冠希）の赤裸々なプライベートショットが世間にさらされ、「寝取られ男」のレッテルを貼られた。これらのショットはニコラスとセシリアの交際・結婚期間に発生したものではないとはいえ、エディソンについては事件発生から今まで、「一度も腹を立てたことはない」と語る。セシリアとは2児をもうけたが、2011年に離婚。「今の僕が苦労をしているのは、将来の息子たちに同じ苦労をさせないため」と、自分の轍（てつ）を踏ませないよう努力する父親の顔も見せていた。（翻訳・編集/Mathilda）