新たな歩みを踏み出し続けるBRICS協力

人民網日本語版    2019年11月13日(水) 11時0分

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第11回BRICS首脳会議が13、14両日にブラジルの首都ブラジリアで開催される。

第11回BRICS首脳会議が13、14両日にブラジルの首都ブラジリアで開催される。会議のテーマは「革新的未来のための経済成長」だ。各界は会議にBRICS協力のさらなる深化と着実化を促進するとともに、国際公平・正義を共に守り、グローバル・ガバナンスを完全なものにするために新たな方向を指し示し、新たな原動力を注入することを期待している。

■BRICS協力を深め、五か国の経済発展に弾みをつける

経済協力は一貫してBRICS協力の主軸であり、その重要な基礎でもある。2017年に厦門(アモイ)で開催されたBRICS首脳会議で、各国は30数件の実務協力で合意した。各分野の実務協力は制度化され、実質的価値を高め続けている。2018年にヨハネスブルグで開催されたBRICS首脳会議は厦門会議の共通認識を引き継ぎ、将来の協力に道筋をつけた。BRICS協力はBRICS構成国の発展における共通のニーズと合致し、歴史の大勢に順応している。5か国は国情は異なるが、パートナーシップと繁栄・発展への追求は共通している。アモイ会議で形成した共通認識に導かれて、BRICS協力は新たな歩みを踏み出し続けている。

「BRICSの協力強化は大きな趨勢であり、BRICS首脳会議はBRICSの影響力をさらに高める」。インドBRICS商工会のサミープ・シャーストリー理事は「5つの重要な新興国が集まり、共に世界の舞台に上がる時、世界中がBRICSの巨大な潜在力を軽視できなくなる」と語る。

■BRICSの責任を果敢に担い、世界の平和と安定を守る

厦門会議で採択された「BRICS首脳厦門宣言」に含まれる71項目の合意のうち、25項目が国際平和・安全と関係するものだ。BRICSは発足当初から「対立ではなく対話、同盟結成ではなくパートナーシップ構築」を準則に、国連憲章の趣旨と原則及び国際法と国際関係の基本準則に従って国家間の関係を処理することを提唱し、自らの発展を実現すると同時に他の国々と発展のチャンスを分かち合うことを望んできた。

BRICSの協力理念は理解者と賛同者が増え続け、国際関係の民主化を促進する建設的パワーとなっている。国連事務次長、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局長を歴任したシャムシャド・アクタール氏は「中国などBRICS構成国の経済発展の経験は、世界の平和と安定を維持するための参考になりうる」と指摘する。

■BRICSの共通認識を形成し、広範なパートナーシップを構築

世界的影響力を持つ協力プラットフォームであるBRICS協力の意義はすでに5か国の範疇を超えて、新興国や途上国、さらには国際社会全体の期待を担っている。厦門会議で中国はエジプト、メキシコ、タジキスタン、ギニア、タイの首脳を新興国と途上国の対話会議に招待し、南南協力の深化というメッセージを共に発した。ヨハネスブルグ会議は厦門会議のモデルを引き継ぎ、他の新興国やアフリカ諸国を含む途上国の代表を「BRICSプラス」首脳対話会議に招待し、BRICSの「コミュニティー」をさらに拡大した。

現在、世界情勢は過去百年なかった大変動に直面している。未曾有のチャンスと試練を前に、BRICSに視線を向け、BRICSが国際社会に新たな原動力を加え、プラスのエネルギーを注入することを期待する国々が増えている。各国の共同の努力で、第11回BRICS首脳会議が必ず申し分のない成功を収めることを人々は信じている。BRICSは必ず世界の平和と発展の促進、人類運命共同体の構築のために、さらに大きな貢献をする。(編集NA)

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