10年で200倍!大学教授が収集してきた木材が値上がり、億万長者に―中国

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22日、浙江省の大学教授が10年かけて収集してきた「黄花梨」の木材が約200倍に値上がりし、億万長者になった。資料写真。

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2013年8月22日、羊城晩報によると、浙江省で大学教授を務める王加藩(ワン・ジアパン)氏が10年かけて収集してきた「黄花梨」の木材が約200倍に値上がりし、億万長者になった。

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黄花梨は、成長すると高さが10〜25メートル、幹の太さが60センチ程度になる、中国海南島を原産地とする落葉樹。木性が安定していて変形せず、割れず、曲がらず、一定の強度を持っているため、中国ではローズウッドに次いで有名で、湾曲部分のある特殊な家具などの製作に適している。

10年前、王教授は友人が経営する家具店を訪れた際に、黄花梨の話を聞いて興味を持った。05年ごろ、海南省を訪れ、黄花梨市場を実地調査し、約2万元(約32万円)を投じて約50kgの黄花梨の木材を購入した。

王教授は「当時、この木材についてまだよく分かっていなかったが、大体500g当たり100元(約1600円)程度の価格だった」と振り返る。その後、王教授の収集熱に拍車がかかり、多くの黄花梨を購入するようになっていった。05年から07年までの間に約200万元(約3200万円)を投じて合計3トンもの黄花梨の木材を購入した。

黄花梨の収集の過程で、王教授の父親がその値段を知って烈火のごとく怒った。しかしその数年後、わずかな量の黄花梨の木材が1個10万元(約160万円)を超える高値で売れ、父親を大いに驚かせた。

最後に購入したのは友人2人と海南島へ遊びに行った時だった。当時、王教授は500g当たり400元(約6400円)の価格で、総額約60万元(約960万円)の取引を決定した。売り手は一括払いを要求したものの、王教授は手持ち金が40万元(約640万円)しかなかったため、友人2人に10万元(約160万円)ずつの購入を勧めた。ところが、友人は購入を断っただけでなく、逆に王教授に対し「購入を減らしたほうがよい」と忠告した。

王教授は黄花梨について十分理解していたため、今回の品が非常に良く、価格もそれほど高くなく、こんなチャンスは今後二度とないと考え、改めて友人に購入を勧めたが、結局断られた。結局、友人2人が10万元ずつ王教授に貸し、成約した60万元分の黄花梨すべてを購入することができた。

その後、黄花梨の市場価格は高値を次々と塗り替え、現在では海南島産の上物の黄花梨は500g当たり2万元(約32万円)を超えている。

そのため、当時購入を断って大きなチャンスを逃してしまった友人2人は、黄花梨の話が出るたびに大笑いされ、からかわれているという。(翻訳・編集/HA)



   

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