がん患った高齢男性を買春客と勘違いし逮捕、警察が謝罪―中国

Record China    2019年11月12日(火) 0時20分

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10日、新浪新聞は、河北省唐山市で60代のがん患者が警察から買春客と誤認され逮捕されるトラブルがあり、警察当局が謝罪したと報じた。資料写真。

2019年11月10日、新浪新聞は、河北省唐山市で60代のがん患者が警察から買春客と誤認され逮捕されるトラブルがあり、警察当局が謝罪したと報じた。

記事によると、警察が9月15日夜に同市路南区の風俗店を捜査し、容疑者15人を逮捕した際に、その場にいた60代の男性を誤って取り押さえた。男性はがんを患っており、その場で事件と関係ないことを主張していたが、警察官は頭や肩を押さえつけ、催涙スプレーを用いるなどして男性を拘束したという。

その後の調べで男性に犯罪の嫌疑の可能性がないと判断され、警察当局は男性を病院へ送り、謝罪を繰り返して和解に至ったという。

行き過ぎた公権力の行使ともとられかねないこのトラブルについて、中国のネットユーザーは「激しく抵抗したために警察官から強制措置を取られたという情報もあるので、確認してほしい」「いかなる理由であれ60代のお年寄りに暴力を振るうというのは誠意が感じられない」「取り締まりの仕方をもう少し人間らしくしてほしい」「こういった誤認逮捕は、たまたまではないと思う」といったコメントを残した。

また、警察が男性に9万元(約140万円)の賠償を支払ったという情報もあり、「誤認逮捕して、かつ公費から多額の賠償を支払う。警察官は処罰の対象にならないのか」と疑問を呈するユーザーも少なからず見られた。(翻訳・編集/川尻

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