半数以上の官僚が風水を盲信する中国、原因は“信仰の崩壊”―シンガポール紙

配信日時:2013年8月23日(金) 0時10分
半数以上の官僚が風水を盲信する中国、原因は“信仰の崩壊”―シンガポール紙
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20日、中国の官僚たちの間で風水を信じる傾向が近年ますます強まっている。彼らはなぜそこまで風水に傾倒するのだろうか。写真は風水の羅盤。
2013年8月20日、中国の官僚たちの間で風水を信じる傾向が近年ますます強まっている。彼らはなぜそこまで風水に傾倒するのだろうか。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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国家行政学院社会・文化教育研究部の程萍(チョン・ピン)研究員によれば、県レベルの公務員900人あまりを対象にした科学的素養調査の結果、占いや風水といった迷信を信じないと答えたのは47.6%に過ぎなかった。半数以上の人が人相占いや夢判断、星座占いやおみくじによる吉凶判断などを信じていることが明らかになった。

中国人民大学政治学部の張鳴(ジャン・ミン)教授は、官僚が迷信にすがる原因を「中国社会の信仰が崩壊した」ことにあると分析する。張教授は、「彼らは本当にはマルクス・レーニン(主義)を信じていないし、宗教も信じていないが、巫術に似た風水を信仰している。一般宗教の信仰には教徒に対する一定の行動規範があるが、官僚たちはただ、巫術を通して運勢を変え、自分の地位を高めたいだけだろう」と指摘する。

また、同大学社会学部の周孝正(ジョウ・シャオジョン)教授は、「中国社会と官界には高いリスクが存在するため、官僚たちは大きな不安を感じている。だが、彼らは諸信仰に訴えることができないので風水を信じ、それによって問題を解決したいと思っている」と分析する。周教授によれば、官僚たちの風水への傾倒を根本から変えるには、彼らの信仰を再構築する必要がある。しかし、中国共産党が励行する唯物主義は、彼らによるその他の宗教への信仰を排除してしまう可能性があるという。「すぐに法制や監督を強化すれば、表面的には官僚たちの迷信活動を抑制できる。しかし、表面的な解決だけで根本的な措置を取らない限り、彼らの精神の拠りどころを再建することはできない」。(翻訳・編集/碧海)
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