11月8日は立冬 各地で暖房供給シーズン幕開け

人民網日本語版    2019年11月8日(金) 16時20分

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「中国天文年暦」によると、北京時間11月8日午前1時24分に「立冬」の節気が到来した。

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「中国天文年暦」によると、北京時間11月8日午前1時24分に「立冬」の節気が到来した。立冬は、1年のうち19番目の節気で、冬季に入り最初の節気でもある。通常、毎年太陽暦の11月7日か8日となる。各メディアの報道を総合して人民網が伝えた。

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立冬が到来したとはいえ、実際に冬がやって来たという訳ではない。気象学上で冬季に入る基準は、5日間連続で一日の平均気温が10℃を下回った時となる。この基準によると、中国の北方のほとんどの地域は、立冬前にすでに冬季に入ったが、南方の各地は、まだ秋季のままということになる。

〇餃子や羊肉しゃぶしゃぶを食べる風習

「冬令進補、春天打虎」(冬に身体を補えば、春に虎を倒すほど元気になる)という諺がある。「補」は、冬の食に関する風俗の大きな特徴だ。北方、特に北京や天津の人々は、立冬に餃子を食べる風習がある。発音が同じであることから、餃子は「交子」とも呼ばれる。立冬は秋と冬が交わる時であることから、「交子之時」に餃子を食べないわけにはいかないというわけだ。

清朝の宮廷では、立冬に羊肉のしゃぶしゃぶを食べる決まりがあった。というのも、羊肉は、温かさを補う食べ物であり、五臓を温めるのに効果的なことから、冬の寒さで体が冷えるのを防いでくれるからだ。後に、この宮廷の風習は徐々に民間にも普及していった。

〇天気に関する注意事項

冬季最初の節気である立冬が訪れると、各地で寒さが厳しくなる。立冬を過ぎると、寒気が頻繁に到来し、速度を増して本格的な冬へと移っていく。気象予報によると、今後数日間は、寒気の影響を受け、北方の多くの地域で雨や雪が降って気温が下がり、西北の一部地域では砂埃も舞う見込みとなっている。

10月31日、青海省西寧市の市街地に降った初雪(撮影・馬銘言)。

寒気が強まり続け、北方地域では続々と集中暖房シーズンが到来している。現在、華北の各地では集中暖房が始まっている。

11月7日、北京全市の集中暖房供給用ボイラー施設で、一斉にボイラーに点火され、試運転が始まった。天津市では、半月前倒しで暖房の提供がスタート、各石炭ボイラーは10月28日から点火・運転が始まり、11月1日に標準暖房供給がスタートした。供給開始が半月前倒しとなっただけでなく、供給終了も半月延長されることになり、従来の3月15日までから3月31日までに延長される。

10月28日、暖房供給パイプ設備の検査を行う北京密雲分輸ステーションの職員(撮影・蘇丹)。

11月に入ると、河北省の各地が続々と暖房供給シーズンに入った。秦皇島は11月5日午前0時からすでに暖房供給が始まっており、11月15日からは石家荘・廊坊・保定・唐山・滄州の各地でも供給がスタートする見込みとなっている。(編集KM)

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