訪韓した米高官、GSOMIA撤回の圧力かけず?=韓国ネット「日本に行くべき」

Record China    2019年11月7日(木) 13時20分

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6日、韓国・聯合ニュースは、韓国を訪問中のスティルウェル米国務次官補が日韓軍事情報包括保護協定をめぐり「破棄決定を再考せよという圧力をかけることはしなかった」と伝えた。写真は康外相(韓国外交部Facebookアカウントより)。

2019年11月6日、韓国・聯合ニュースは、韓国を訪問中のスティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)をめぐり「破棄決定を再考せよという圧力をかけることはしなかった」と伝えた。

スティルウェル次官補はこの日、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相、趙世暎(チョ・セヨン)第1次官と面会した。記事によると、これまで米国の主要当局者は韓国のGSOMIA破棄決定に対し「露骨に不満を表してきた」ため、23日午前0時にGSOMIAの終了が迫る中、スティルウェル次官補も今回の機会に改めて「韓国を圧迫するメッセージ」を伝える可能性があるとみられていたという。

しかしスティルウェル次官補は面会後、記者団の前で、4日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が安倍晋三首相と歓談したことに言及し「(日韓)関係改善を注視する中で、励みになるサイン(encouraging sign)」だと語った。「GSOMIAをめぐる不協和音より、日韓間系改善に向けた前向きな流れに注目していた」と記事は伝えている。康外相、趙第1次官との面会の席でも、GSOMIAの件で「圧迫と感じられるような発言はなかった」という。ただ「GSOMIAは米国。日本、韓国全てに有益なもの」だと述べ、破棄決定の再考を願う米国政府の基本的な立場は示したという。

この他、米韓関係については「インド太平洋地域の平和と安保の要(linchpin)」だと述べ、米韓同盟への信頼を再確認したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「黙示的な圧迫はあったはず」「韓国に余計なことを言う暇があったら、日本に行って安倍を説得すべきだ。米国も日本には強く言えないくせに、韓国にはGSOMIAのことを言うんだな。韓国政府は堂々としているべきだ」「うるさいよ。米国はパリ協定(地球温暖化対策の国際枠組み)を守るべきだ」「韓国は属国か?植民地か?米国が何をしてくれる?何もしないくせに自分たちが得することばかり願っている。こんなのどこが同盟だ」「焦ることはない。GSOMIAで日本を揺さぶるんだ。米国は引っ込んでてくれ」「韓国国民はお金のためにプライドを売りはしない。しかし、きちんとした謝罪と、独島(日本名:竹島)問題など、今後、対立を招くことがないようにすることを望んでいる」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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