「パクリ建築」花盛り、どこもかしこも似たような都市ばかり―中国

Record China    2013年8月20日(火) 7時20分

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19日、人民日報は中国各地で増える世界の有名建築を模したパクリ建築について「どこもかしこも似たような都市ばかり。建築家はどうすべきなのか」とする記事を掲載した。写真は蘇州のももひきビル「東方之門」。

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2013年8月19日、人民日報(電子版)は中国各地で増える世界の有名建築を模したパクリ建築について「どこもかしこも似たような都市ばかり。建築家はどうすべきなのか」とする記事を掲載した。

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中国では今、住宅地が大量生産される製品と化している。自己の文化は失われ、心の落ち着く場所を探すのは難しい。建築家にとって不動産開発業者と地方政府はクライアントだ。建築家の発言権は小さい。しかし、建物の設計は人のためのサービスだ。設計する際は公衆の角度からみるべきで、人道的な配慮が必要である。

中国では過去30年、建築業界は未曾有の急成長を遂げた。特にここ10年は各都市で巨大で超高層のビルが続々建設された。しかし、どこの町や村も同じような景観になってしまっている。中国の建築家はどうすべきなのか。

まずは体制的な問題が挙げられる。都市整備の決定権は建築家ではなく、市長が握っているといわれる。このためどこもかしこも似たり寄ったりの景観ができあがる。さらに建築家自身にも問題がある。建築家が持つべきは豊富な言葉ではなく、文化的な教養だ。専門知識だけではなく、数世代にわたり人を感動させる設計が必要なのだ。(翻訳・編集/AA)

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