中国初の自動運転商用路線、武漢市で開通―中国メディア

人民網日本語版    2019年11月7日(木) 5時20分

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中国初の自動運転商用運営路線がこのほど、武漢CBDで開通した。

中国初の自動運転商用運営路線がこのほど、武漢CBDで開通した。運営任務を担当するスマート路線バスはその1カ月前、武漢市ICV(インテリジェント・コネクテッド・ビークル)テスト用ナンバープレートと商業運営ライセンスを取得していた。これは世界初の自動運転商用ライセンスでもある。運営路線が決定された後、この自動運転路線バスはすぐに武漢の市街地に姿を現すことになる。科技日報が伝えた。

一般的な乗用車と異なり、スマート路線バスは中大型自動運転車システムだ。世界初のフルサイズ自動運転路線バスである同バスの全長は12メートル、幅は2.55メートル、高さは3.25メートルで、重量は約10トン。これによりセンサーの配置及び設計、感知・測定の融合とシーンの認識、ネット接続通信及び制御プラン、全体システムの管理及び制御などの難易度が増した。

深蘭科技の趙旭・技術副社長によると、同バスはスマート運転技術、指静脈認証システム、車載ロボット、音声インタラクティブ、ターゲットを絞った広告掲載、乗客異常行動モニタリングなどの先進的な人工知能(AI)技術を搭載している。これは大型AI・スマート操縦交通輸送車両だ。新エネのリン酸鉄リチウム電池を動力源とし、自動運転技術のレベルはL3とL4の間。歩行者、障害物、カーブなどに自動で対応できる。

自動運転のほか、スマート路線バスは乗客にスマートな体験をもたらす。路線バスは立つためのスペースが多く、転倒すれば危険だ。スマート路線バスであれば、乗客が転倒した、もしくは転倒しそうな時に車載AIシステムが作動し、転倒前後の動画と車両情報を保存し、これを車両の運営者と主管部門に送る。手動運転モードの場合、車載AIシステムは運転手に対して、適切な手段により路傍に停車するよう促す。自動運転モードの場合、車載AIシステムは地図と周辺環境をチェックし、緩やかな方法で路傍に停車し二次被害を防止する。

窃盗行為が発生した場合も、AIシステムは直ちに介入する。人体の微弱な動きを識別し、その姿をスピーディに捉え、公安当局に伝送する。また車内には人に優しいデザインが採用されている。例えば乗客が喫煙すれば、車内では注意を促す音楽が流れる。(提供/人民網日本語版・編集YF)

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