<中国ビックリ事情>真っ青のザリガニ発見、突然変異それとも重金属汚染?―安徽省

Record China    2013年8月17日(土) 0時41分

拡大

16日、中国安徽省・天長市の住宅街付近にある小川で青いザリガニが発見された。ザリガニのはさみのブツブツは白で、腹部と尾よくには鮮明な模様がある。

(1 / 2 枚)

2013年8月16日、中国安徽省・天長市の住宅街付近にある小川で青いザリガニが発見された。ザリガニのはさみのブツブツは白で、腹部と尾よくには鮮明な模様がある。

その他の写真

午後9時ごろ、天長市に住む楊さんは魚を獲ろうと、懐中電灯と網を持って近くの小川に出かけた。まずまずの成果を上げて家に帰った楊さんは次の日、網の中に今まで見たこともない青いザリガニが入っていることに気付いた。「赤いザリガニに混ざって、その真っ青なザリガニはとっても目立っていた」と当時を振り返った。

楊さんが発見した青いザリガニはすぐに近所で話題になり、ザリガニの養殖家でさえ、「小さいザリガニはやや青みががっており、成長すると赤くなり、更に成長が進むと黒っぽくなるが、ここまで鮮明な青いザリガニは見たことがない」と驚いていた。

真っ青なザリガニの写真はネットに投稿されるとたちまち話題になり、「重金属汚染によって魚やエビが変色することがあるが、それが原因ではないだろうか」と指摘する人もいた。

安徽省の水産研究所の研究員はこれについて、「青いザリガニが出現した原因については集団ではなく、1匹だけが青く変色していることなどから、重金属汚染によるものではなく、成長の過程で突然、何らかの遺伝子変異が起こったと見られる。ザリガニが変色する確率は約2百万分の1であり、これまでの研究でザリガニの変色が確認されたことは何度かある」と述べた。また、別の専門家は「エビやカニなどの甲殻類が持つアスタキサンチンはタンパク質と結合する性質を持っているが、量を超したタンパク質と結合すると、クラスタシアニンという青色の合成物になる」と説明する。

専門家によると、ザリガニは1年のうちに10回脱皮を繰り返すが、この青いザリガニは前回脱皮するまでは普通に赤だった可能性がある。専門家は「おっちょこちょいのザリガニは慌てて、間違った色のベストを着てしまったのかも」とジョークを言った。発見者の楊さんは青いザリガニを自然に返したという。(翻訳・編集/XC)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携