地下鉄車内での飲食や音声を出してのスマホ利用が処罰の対象に―中国

人民網日本語版    
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中国交通運輸部はこのほど、「都市軌道交通(地下鉄)旅客輸送組織・サービス管理弁法」を発表し、地下鉄運行中の鉄道会社とその乗客の行為をそれぞれ規範化することとし、2種類の行為について明確に規定した。写真は杭州の地下鉄。

中国交通運輸部はこのほど、「都市軌道交通(地下鉄)旅客輸送組織・サービス管理弁法」を発表し、地下鉄運行中の鉄道会社とその乗客の行為をそれぞれ規範化することとし、以下2種類の行為について明確に規定した。

■地下鉄車内で禁じられる10種類の行為

・発車ベルが鳴っているにもかかわらず、無理やり乗車・下車する行為

・駅構内および列車内における喫煙や火を扱う行為

・動いているエスカレーターを逆行する行為や人を押しのける行為、悪ふざけをして騒ぐなどの安全な運行を妨げる行為

■地下鉄車内で気を付けるべき7種類の行為

・電子機器の音声を出して利用する行為

・セグウェイや自転車の利用

・スケートボードやローラーブレードの利用

・乳児や病人以外の乗客による車内での飲食など

北京市の地下鉄を利用すると、車内での飲食や電子機器の音声を出して利用する行為を見かける機会はそれほど多くない。

中国各都市の地下鉄ネットワークは、ここ数年で急速に発展してきた。2018年末の時点で、中国本土の24省35都市で地下鉄が運行されており、運行路線は171本、営業距離は5295キロメートルに達する。2018年、全国都市地下鉄の利用者総数は延べ約211億8000万人に達した。

全国の各都市では長年、軌道交通の利用客の行為を規範化するための法律法規が制定・発表されてきた。例えば、北京市では、今年5月、新版「北京市軌道交通乗客規則」および「軌道交通の非文明的な乗車行為を個人信用不良情報に記録することに関する実施意見」が発表・施行され、地下鉄車内でマナー違反行為を行う乗客を個人信用不良情報に記録することが定められた。

交通運輸部によると、「都市軌道交通旅客輸送組織・サービス管理弁法」は、2020年4月1日より施行予定という。

これについて、ネットユーザーからは、「ついに規定として明文化される。地下鉄に静けさがおとずれることになるだろう」という声が寄せられている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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