中国の爆買いセール「ダブル11」には数学コンテスト並みの努力が必要?―中国メディア

人民網日本語版    2019年11月2日(土) 15時20分

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「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)がまもなくやって来るが、多くのネットユーザーから、「業者側が先行販売といってあの手この手を繰り出してくるので、購買意欲が消え失せてしまった。先行販売がややこし過ぎるからだ」といった声が上がる。

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「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)がまもなくやって来るが、多くのネットユーザーから、「業者側が先行販売といってあの手この手を繰り出してくるので、購買意欲が消え失せてしまった。先行販売がややこし過ぎるからだ」といった声が上がる。新華網が伝えた。

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今年のダブル11のルールは一体どれほど複雑なのか。

(1)合計額がXXXXになればXXX割り引く。

(2)先払いすればすぐに割り引く。(1と2の違いがわかるだろうか)

(3)内金を払えばX割引きにする。

(4)先着でX元割引きクーポン券をもらう。

(5)先着でXXXをもらえればXXX割り引く。(これは合計額がXXXXになればXXX割り引くのとは違うよ)

(6)内金を払えばX割以上割り引く。(これは2とどこが違うのか)

(7)内金をXXX払えばXXX元を差し引く。

(8)先着XXX人まで半額、またはXXX元にする。(これが一番ずるい。内金を払った多くの人は、先着XXX人にはカウントされず、割引きを受けられないと告げられる)

ネットユーザーの中には合計額と割引額の理論や公式をまとめる人もいる。

ルールは覚えていなければならないし、自分のニーズに合わせて合計額に達するまで買い物をするかどうかを考えるべきだし、素速い手の動きも必要で、各種クーポン券を手に入れる必要もある。

「お金を稼ぐのはあんなに大変だったから、お金を使うときは簡単にならないものか」と嘆き声を上げるネットユーザーがいる。

「ダブル11には(頭を使うので)IQ税を納めることになる」と鋭く指摘するユーザーもいる。

価格をつり上げてから値下げする、値下げとうたいながら実は値上げしている、これらは「常套手段の筆頭」だ。あるネットユーザーは購入した商品のダブル11前後の価格を比較し、多くの商品が「密かに」価格をつり上げられていたと発信した。

メディアも、「ECプラットフォームの中には一部商品の価格を『ダブル11』のセール前に吊り上げておいて、セール当日に値下げするところもあり、セールとは名ばかりだ。消費者は気に入った商品の普段の価格とセール価格を比較して、本当にお得かどうか確認した方がいい」と伝えた。

また、EC企業が打ち出す割引き措置の多くはランダムに金額が決まる割引き(レッドパケット)、一定の合計額に達すると割引きになるクーポン券、ショッピング補助券などがほとんどだ。このうちレッドパケットを獲得するには、商品カテゴリーのページでランダムに手に入れる方法のほか、ミニゲームをプレイして手に入れる方法もある。ミニゲームはログインしたり、友だちと共有したり、製品情報を閲覧したりしなければ、バージョンアップしてレッドパケットをより多く手に入れるチャンスは得られない。しかし長らくこれを継続して毎日端末を操作し、家族や友だちをしょっちゅう「巻き込んで騒いで」も、どれくらいレッドパケットが手に入るかは最終的には運頼みだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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