Record China

ヘッドライン:

日本青年科学技術者訪中団メンバー「中国のスピードに驚嘆」

配信日時:2019年10月29日(火) 13時20分
拡大
80人のメンバーから成る「日本青年科学技術者訪中団」が21日、北京に到着した。

80人のメンバーから成る「日本青年科学技術者訪中団」が21日、北京に到着した。北京大学と清華大学、中関村国家独自革新モデル区および一部の企業を訪問した後、23日からは2組に分かれ、交流のために杭州と厦門(アモイ)に赴いた。24日から26日にかけて、同訪中団アモイ訪問組の一行約40人は、厦門にある厦門大学と中国科学院都市環境研究所、厦門タングステン業股フン有限公司(フンはにんべんに分)、厦門集積回路設計公共サービス・プラットフォームを相次いで訪問し、中国の大学の科学研究メカニズムや中国科学研究機関・企業の製品研究開発、環境保護、科学技術革新などの分野における問題点をめぐり意見を交換した。人民網が伝えた。

今回の訪問活動は、「中日科学技術青年交流計画」の一環として実施された。2014年、日本科学技術振興機構(JST)の特別顧問を務める沖村憲樹氏の提唱のもと、日本は「さくらサイエンスプラン」を始動した。今年10月10日の時点で、日本に招待した中国の青年科学技術者や関連管理者は1万人に上った。このプランを促進するため、中国科学技術部(省)は2016年、「中日科学技術者交流計画」をスタートし、毎年多くの日本人青年技術者を中国に招き、「さくらサイエンスプラン」と共に、現在の大きな「中日青年科学技術者交流計画」の構成要素となった。この4年間で中国は計430人の日本人青年を中国に招き、今年の年末には計580人を上回るとみられている。中日双方向の青年科学技術者の交流は、大きな成果を上げるとともに、双方から高い評価を得ている。

厦門大学国際処の余宏波副処長は来賓を歓迎する挨拶を延べ、同大学科技処の呉喜平副処長が同大学の科学研究の現状を紹介して、「厦門大学は、対外交流・協力、特に日本の大学との交流・協力を非常に重視している。本校は、これまでに、海外約250大学と大学間協力協議合意書を取り交わした。このうち、日本では、東北大学、北海道大学、筑波大学、早稲田大学など20あまりの大学と、学生交換プログラム、『さくらサイエンスプラン』、教員による相互訪問、科学研究協力、合同実験室、夏・冬キャンプ、国際会議の共同開催などの協力プロジェクトを展開している。今後も厦門大学は日本と多方面にわたる交流を展開するためのチャンスがより多く訪れるよう望んでいる」と述べた。

中国科学院都市環境研究所党委員会書記を務める朱永官研究員は、「今後、日本の環境関連企業と産業化の分野で協力が始まるよう期待している。科学分野では、中国のここ数年の発展は速く、通常の協力ルートでも協力プロジェクトが生まれている。今後はさらに、環境技術と産業との協力強化を図る必要があり、これは非常に重要なポイントだ。なぜなら技術と産業の協力を通じてこそ、環境問題の本当の解決が得られるからだ。環境保護を理論の上だけで留めるのではなく、産業界との協力があればこそ、社会の持続可能な発展を本当の意味で推進することができる」と強調した。

厦門タングステンの庄志剛党委員会書記は、「約30年以上にわたる弊社の発展プロセスにおいて、発展の一歩一歩はすべて、科学技術革新を通じて実現してきた。また、弊社と日本側との交流・協力の歴史は極めて長く、取引先関係から協力関係に変化したもの、さらには株券を保有する協力関係にまで発展したものもある。その後、再びこれらの協力を通じて、双方はより深い技術面での探求と交流を進めてきた。弊社は今後も引き続き日本側と足並みをそろえた交流・学習を展開していくのと同時に、自己をより高め、新たな協力チャンスを模索していきたい」と意気込みを示した。

日本原子力規制委員会原子力規制庁の三田村ひかり氏は、ここ数日の中国訪問に対する感想について、「これまでは、中国に関する情報といえば、テレビから得たことだけだった。今回初めて中国を訪れるにあたり、恥ずかしいことだが、中国の人々はまだ昔ながらの『人民服』を着ていると思っていた。実際に中国の地に来て、人々がさまざまな衣服を身に着けており、斬新で美しいファッションで装っているのが分かった。また、訪中前は、中国のPM2.5汚染が極めて深刻な状態で、至る所がスモッグだらけだと想像していた。だが、実際に北京に到着して空を見上げると、空気はとても澄んでおり、厦門の天気はより素晴らしく、風景も非常に美しかった」と興奮気味に話した。中国の改革開放以降40年間にわたる発展の成果について、三田村氏は、「中国がこれほど大きな変化をやり遂げたことについて、大変驚いている。例えば、中国が高速鉄道のようなハイテク製品を建設していることを訪中前から知っていたが、実際にこの目で見たあとの感想は、全く異なる。そしてリニアモーターカーにしても、日本では神奈川―名古屋間のリニア走行が実現するのは、まだ随分先のことだが、上海ではすでにリニアが開業している。また、高速鉄道についても、中国は竣工・開通にいたるまで10年も要しなかった。この『中国のスピード』には驚いた。それだけでなく中国に来て、人々がとても礼儀正しく、公共の場ではちゃんと列に並び、服装もトレンドのものを身に着け、東京の街を歩く人とほとんど差がないというか、同じとすら言えることが分かった。今回の中国訪問を通じて、私は想像していたのとまったく異なる中国をこの眼で確認できた。本当に来て良かった」としみじみと語った。

農林水産省水産庁で防災関連事業を担当している白石悠広氏は、「今回の訪中は、北京と厦門の2カ所だけだったが、中国科学技術の著しい発展を肌身で感じた。訪中前にも中国は多くの面で進んでいると聞いてはいたが、実際に来てみて、深センなどの特区以外の地方も進んでいることを実感した。このように、真の中国を理解するチャンスが得られたことは非常に有意義だった。この数日間で得た多くの知識や経験を実際に仕事に応用することはまだ難しい。だが、今後、中国のAI技術を日本で応用できればと思っている」と述べた。

訪中団のメンバーである日本国立研究開発法人・水産研究・教育機構の藤枝一成氏は、中国に対するイメージについて、「この数日のタイトな訪問スケジュールを通じて、中国がこのように素晴らしい発展を遂げ、科学技術が高度に発達したことを目の当たりにした。だが、中国の凄さは並大抵ではないという認識に至ったことは、私にとって予想外だった。中国を訪れる前は、テレビや新聞などのメディアで中国がかなり発展したことを知っていたが、本当に自分の目で見て、中国が科学技術面で私の想像のはるか先を進んでいることが分かった。今回の訪問を経て、中国に対する自分自身の見方が変わった。中国に対する自分のイメージは、良い方向にシフトした。日本に帰国したら、自分が見聞きしたことを友人たちとシェアしようと思っている」と話した。

同じく訪中団のメンバーである香川大学の田中健氏も、同じような感想を抱いていた。「訪中前は、主にインターネットから中国に関する情報を得ていた。実際に中国を訪れると、至る所が活気に満ち溢れ、人々には活力がみなぎっていた。ちょうど、日本の高度成長期と同じような状況だ。今回、厦門大学を訪れた時、かつて米国で一緒に働いていた同僚と偶然再会した。私たちの目下の関心事や課題は、とても似通ったものだったので、今後、一緒に共同研究を進めることが決まった。また、今後、中国側の機関とも、より多くの交流や協力を展開したい」と田中氏は語った。(編集KM)

※本記事はニュース提供社の記事です。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。
【コラムニスト募集】
中国や韓国の専門知識を生かしませんか?レコードチャイナではコラムニストを募集しています。どしどしご応募ください!応募はこちら

厳選!ザ・ワールド動画

ランキング