除隊したBIGBANGメンバーの「敬礼」がまた物議=アイドルの兵役「特別扱い」は必要?―中国メディア

Record China    2019年10月28日(月) 23時20分

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K-POPグループ・BIGBANGのリーダーであるG-DRAGONの除隊を受け、韓国でK-POPアイドルの兵役をめぐる議論が巻き起こっている。写真は韓国の軍隊。

K-POPグループ・BIGBANGのリーダーであるG-DRAGONの除隊を受け、韓国でK-POPアイドルの兵役をめぐる議論が巻き起こっている。中国メディア・中国経済網が伝えた。

韓国・聯合ニュースによると、G-DRAGONは26日朝、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市にある地上作戦司令部で満期除隊し、「今後は本業に戻り、一生懸命に活動して参ります」などとあいさつした。現地には報道陣に加え、3000人を超えるファンが集まっていたという。

記事は続いて、「昨年2月27日の入隊以降、G-DRAGONの行動は何度も物議を醸してきた」と紹介。年間約100日を部隊の外で過ごしたり、病気の治療のため入院した病院で兵士の身分でありながら個室を利用したりしたこと、除隊直後に見せた敬礼のポーズが「標準的でない」と指摘されたことに言及した。

一方で、「アイドルが兵役中に特別扱いを受けることについて、理解・支持している人ももちろんたくさんいる」とも指摘。「韓国では傑出した芸術家やスポーツ選手に対し、4週間の基礎訓練だけが求められ、兵役は免除される。だが、音楽スターはどれだけ有名でも兵役を免除されることがない。これは韓国においてよく議論になっている話題だ」と説明した。

記事はさらに、最近では政府機関においてもアイドルの兵役の在り方が問われていると紹介。韓国国会の文化体育観光委員会で委員長を務める安民碩(アン・ミンソク)氏は21日の国政監査で、BTS防弾少年団)のメンバーの一人が入隊を控えていることを受け、「現在の兵役免除特例は70年代に制定されたものだ。K-POPアイドルがまだ生まれていなかった時代の条件を現在においても適用するのは、果たしてふさわしいだろうか?」と発言したという。

また、これを受けて、韓国文化体育観光部の朴梁宇(パク・ヤンウ)長官は、「より多くのエンターテイメント業界の人材に兵役免除を適用したいと思うものの、兵務庁や国防部の考え方はこれと異なる」「スポーツや芸術に国際的な大会があるのとは異なり、流行音楽を含む大衆文化にはレベルを図るための明確な基準がまだない」などと応えたという。(翻訳・編集/岩谷)

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