インド初の国産空母が進水=中国国防大教授「日本の方が空母に習熟」―米華字メディア

Record China    2013年8月12日(月) 13時10分

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12日、インド初の国産空母が進水する。これにより、インドは米国、ロシア、英国、フランスに続き、空母を自国製造可能な5番目の国になる。

2013年8月11日、米華字サイト・多維新聞によると、インド初の国産空母が12日に進水する。これにより、インドは米国ロシア英国、フランスに続き、空母を自国製造可能な5番目の国になる。

インドメディアは、「インド製空母『ヴィクラント号』の進水が行われる歴史的な日」と伝えたている。ヴィクラント号は排水量4万トン、全長260メートルで、発着甲板2本と着艦甲板1本を備え、開発中の国産戦闘機やミグ29型の戦闘機を搭載する。

空母建造は計画から4年遅れで進んでおり、実際の配備は2020年にずれこむとみられている。インドメディアは、「インドには3つの空母打撃群が必要で、原子力空母の建造も考えるべきだ。海軍力が強国となるための不変の要素である」と報じている。

だが、米メディアがインド海軍関係者に対して行った取材によると、ヴィクラント号の建造は全体の30%までしか進んでおらず、総コストも当初の予算5億ドルを大きく上回る50億ドル(約4800億円)にまで膨れ上がっているという。

中国国防大学で兵器を専門にする李大光(リー・ダーグアン)教授は国内メディアに対し、「インドが自国で空母打撃群の確立を進めるのは既定路線。国産空母の進水で海軍力が高まり、ロシアとの価格交渉にも有利になる」と述べた。

だが、李教授はインドの航母は日本にはるか及ばないとして、「日本のいずもは作戦能力を備えた準空母であり、日本にはすでに成熟した艦隊が多数存在し、いずもと連携することで空母打撃群を構成することができる。日本は第二次世界大戦時に空母作戦術に習熟しており、インドや中国の空母とは大きく異なっている」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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