王毅部長が香港問題の二つの基本的事実について語る

人民網日本語版    2019年10月23日(水) 17時40分

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王毅国務委員兼外交部長(外相)は滞在先のパリで21日にAFP通信の単独インタビューに応じた際、香港問題に関する質問に答えた。

王毅国務委員兼外交部長(外相)は滞在先のパリで21日にAFP通信の単独インタビューに応じた際、香港問題に関する質問に答えた。新華社が伝えた。

王部長は「香港問題は中国の内政だ。国連憲章により、いかなる国も他国の内政には干渉できない。香港問題において、皆さんに伝えることのできる基本的事実が2つある。第1の基本的事実は、現在香港で見られているのが平和的デモ行進ではなく、100%の街頭での暴力であるということだ。暴徒がほぼ同様の服を着て、似通ったマスクをつけ、鉄の棒や火焔瓶を持って、何はばかることなく違法犯罪活動を行っている。彼らは商店を叩き壊し、公共施設を破壊し、罪なき市民を殴打し、地下鉄や空港を麻痺させ、さらには公然と警察を襲い、警察の生命を直接脅かしている。これは完全な違法犯罪だ。こうした行為はいかなる国、いかなる社会においても受け入れられないことだ。香港はかねてから法治を尊重しており、いかなる行動も法治の枠組で行うべきであり、いかなる不満も暴力実施の理由にしてはならない。したがって現在香港で最も重要なのは、暴力と混乱の制止、秩序の回復、法に基づく行政だ」と指摘。

「第2の基本的事実は、メディアを含む一部外国勢力が、基本的事実を顧みず、白を黒と言いさえして、香港の街頭での暴力を民主の主張と美化し、警察の法に基づく行動を暴力と中傷しているということだ。このようなねじ曲がった現象が生じた原因には様々なものがあろうが、明確なものが2つある。1つには、すでにこうした人々の両目は偏見で惑わされており、基本的事実を無視し、力の限りデマを飛ばし、中傷しているのだ。もう1つには、この勢力は事実上街頭での違法犯罪を促し、黙認しているのだが、これは香港を混乱させて、数世代の香港人が築いてきた繁栄と発展を葬り去り、香港の『一国二制度』実施が得た多大な歴史的進歩を葬り去ることが目的なのだ。だが、このような企てが思い通りになることは絶対にないし、絶対に不可能だ」とした。

さらに「香港の民衆は必ずこうした外部勢力の腹黒い魂胆を明確に認識するし、香港特区政府は必ず法に基づき香港の法治を回復すると信じる。中央政府も必ず引き続き憲法と基本法に基づき『一国二制度』を堅持する。世界の良識ある人々がみな香港で発生している事に対して客観的で公正な態度を取ることを希望する」と述べた。(編集NA)

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