日本語新国家基準と学部生卒業論文円卓フォーラムが上海で開催

人民網日本語版    2019年10月23日(水) 12時20分

拡大

復旦大学が主催し、「日本語新国家標準と学部生卒業論文円卓フォーラム」は19日、復旦大学邯鄲キャンパスで開催された。

復旦大学が主催し、「日本語新国家標準と学部生卒業論文円卓フォーラム」は19日、復旦大学邯鄲キャンパスで開催された。

教育部は2018年1月30日に「大学学部生専門類教育品質国家基準」(《普通高等学校本科专业类教学质量国家标准》)を発表し、専攻内容と人材育成方向を明確にし、学科のコアカリキュラムを定めた。これに対し、教育部大学外国語文学類教育指導委員会副主任委員修剛教授は、今後の語学人材育成の主な方向は、「言語力を中心にする人材育成パターンから総合的な人材育成に転向する」と総括し、「将来に向けて、世界にふさわしい人材を育成する」と述べた。南開大学の王健宜教授は「総合的な能力は専門能力の基礎の上に築かなければならない」と強調し、大学教育を農業にたとえ、大学教育に必要な環境を作るべきだと考え、「自然に学生を成長させるべきだ」と主張した。

同时に、国内の一流大学で教養科目の増加が流れになり、日本语の人材育成も新たな挑戦に直面しなければならない。復旦大学外文学院日本語学部の鄒波先生は、復旦大学の教養教育が推進された後、外国語科目の単位の比率が低くなったため、「限られた言語課程のコマ数で学生の能力をどのように育成するかが新しい問題になった」と指摘した。

また、吉林大学外国語学院院長の周异夫教授が提出した「学生たちが自分の卒論テーマに本当に興味を持っているかどうか、また本当に独自で研究を完成したか」といった問題について、専門家の方々が検討した。周教授は「多くの論文は学生自身のレベルにふさわしいものではなく、むしろ学生自身のレベルよりもはるかに高いと言える」と指摘した。これに対し、元上海外国語大学常務副校長の譚晶華先生は「高すぎる目標より、学部生はどのような論文が書けるかを考えなければならない」と話した。北京第二外国語学院の邱鳴前副院長は「学生の研究方法の把握と論文テーマの豊かさを重視すべきであり、学生の独創性は極重要な能力である」との見方を示した。鄒波先生も、現在の中国学部教育には日本のゼミのような形式のカリキュラムが欠けていて、学生の問題意識を育成するのにとって不利だと述べた。これに対し、同済大学の劉暁芳教授は「論文の独創性をどう判断するかは先生の注目すべき問題だ」と補足した。

会議に出席した専門家の皆様から、色々な価値のある質問が提出され、日本語学部の人材育成、卒業論文指導などの面において、積極的な貢献ができた。これで、今回の日本語新国家基準と学部生卒業論文円卓フォーラムは円満に閉幕した。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携