中国の輸入博覧会、150カ国・地域の企業3000社超が参加へ―中国メディア

人民網日本語版    
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第2回中国国際輸入博覧会が11月初めに上海で開幕する。この盛大な博覧会は世界中の企業が中国市場に進出する契機となり、中国市場の魅力と、さらなる開放という中国の度量を示す。写真は第1回中国国際輸入博覧会。

第2回中国国際輸入博覧会が11月初めに上海で開幕する。この盛大な博覧会は世界中の企業が中国市場に進出する契機となり、中国市場の魅力と、さらなる開放という中国の度量を示す。新華社が伝えた。

■広大な貿易のプラットフォーム

公式資料によると、第2回輸入博覧会には計150数カ国・地域の企業3000社余りが企業商業展に参加する。このうちフォーチュン・グローバル500入りした企業とリーディングカンパニーは250社を超え、展示面積は30数万平方メートルに達し、第1回を上回る。国家総合展の進展も順調で、すでに60数カ国の出展が確認され、フランス、チェコなど10数カ国が主賓国となることが確認されている。

外国企業の出展熱がこれほど高いのは、輸入博覧会の提供する広大な貿易のプラットフォームを重視しているためだ。出展を申し込んだ日本企業の数も第1回を上回る。このうち医療展示エリアの企業は100社近くで、第1回より著しく増えた。花王グループの吉野日和子氏は「輸入博覧会は中国の消費者に触れる絶好の機会だ」と考える。多数のイタリア企業にとって、輸入博覧会は市場調査を行う良い機会でもある。イタリア中国財団COO、イタリア中国商工会議所事務局長のマルコ・ベティン氏は「博覧会の期間、我々の企業は中国企業と接触する機会があるだけでなく、様々なシンポジウムに参加するほか、世界各地の企業と関係を構築することもできる」と語る。

第1回輸入博覧会の成約見込額は累計578億3000万ドルに達し、実り豊かな取引の成果に世界中の企業が賛嘆した。シンガポール商工業連合総会の統計によると、第1回輸入博覧会に出展したシンガポール企業は大きな収穫を得た。ビジネスマッチングだけでも、シンガポールと中国の企業は計15件、総額約1億1100万ドルの提携覚書を締結した。今回の輸入博覧会で、シンガポール企業の出展熱はさらに高まっており、84社が参加し、数量、総出展面積ともに昨年を上回る。

■巨大な市場機会

世界貿易が保護主義の逆風に遭う中、輸入博覧会を制度化し、輸入を拡大する中国の努力が世界貿易の需要増加を後押しするのは間違いなく、開放を続ける中国市場も全世界の企業に成長の原動力と貴重な自信を与える。

ベティン氏は「世界貿易の成長がほぼ停滞している中、中国による第2回輸入博覧会の開催には、なおさらに重要な意義があり、なおさらに積極的な作用を果す」と語る。ドイツ、テュフ・ラインランドの上級副社長も「輸入博覧会は国際貿易パートナーに広大な輸出市場を提供するとともに、中国での成長を支持してきた。これは各国企業の発展に新たな需要を創造し、世界経済に弾みを付ける」と語る。

中国は昨年の第1回輸入博覧会で、今後15年間で中国の物品輸入は30兆ドル、サービス輸入は10兆ドルを超えるとの見通しを発表した。これほど巨大な輸入の「パイ」は、世界中の企業にとって間違いなく魅力的だ。

今回の輸入博覧会で、日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業約160社の参加を取りまとめる。企画部海外地域戦略主幹(北東アジア)の中井邦尚氏は「日本企業、特に中小企業は輸入博覧会を通じて中国市場を開拓することを望んでいる」と語る。

■開放の無限の魅力

チリの著名な経済学者、マヌエル・アゴシン氏は「中国は輸入博覧会を再び開催することで、対外開放の拡大という明確なメッセージを世界に発し、自由貿易にコミットし、これを守ることをはっきりと示した。これは中国にとってプラスであるだけでなく、世界にも利益を与えるものだ」と語る。

今年、中国は一連の重要な開放措置を講じて、さらに関税水準が低く、ネガティブリストが短く、市場参入が円滑で、市場ルールが透明で、ビジネス環境が魅力的な開放型経済の構築に尽力してきた。

米イリノイ工科大学のKhairy Tourk教授(経済学)は「保護貿易主義の暗雲が覆う現在、中国は開放を進めている。これは中国がグローバル化と市場開放を守る国であり、『責任ある国家』であることを示している」と考える。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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