恩師アン・リー監督と同じ道、「ライフ・オブ・パイ」のシンデレラボーイがNY大学へ―台湾

Record China    2013年8月10日(土) 10時40分

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9日、台湾のアン・リー監督の映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で主人公を演じたインド人俳優スラージ・シャルマが、ニューヨーク大学の映画学科に入学し、恩師のリー監督と同じ道を歩むことになった。写真はスラージ・シャルマ。

2013年8月9日、台湾のアン・リー(李安)監督の映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で主人公パイを演じたインド人俳優スラージ・シャルマが、ニューヨーク大学の映画学科に入学し、恩師のリー監督と同じ道を歩むことになった。聯合報が伝えた。

第85回アカデミー賞でアン・リー監督に2度目の監督賞をもたらしたのが、映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」。主人公を演じたのは、オーディションで3000人の中から選ばれたインド人少年スラージ・シャルマ。映画撮影から3年目を迎え、20歳になった彼は現在、インドの名門大学・デリー大学で学んでいる。「ライフ・オブ・パイ」をきっかけに映画制作に興味を持ったというシャルマだが、来月からニューヨーク大学の映画学科で学ぶことが決定。彼を見出した恩師リー監督も同校の出身で、同じ道を歩むことになった。

両親ともにインドの最高学府・インド工科大学(IIT)の出身で、インテリ家庭に育ったとは言え、17歳になるまで映画と何の関わりもなかった。リー監督との出会いは、彼の人生を大きく変えることになった。リー監督自身も、「ライフ・オブ・パイ」を撮ることになってから、「導かれるようにインドへ行った」と不思議な経験を語っており、シャルマとは非常に深い縁があるようだ。

台湾メディアのインタビューに応じたシャルマによると、リー監督は「神のような存在」なので、目標にはできないとか。ただ、人生で出会った「好きなこと」を追求してみたいと語っており、彼の夢にリー監督も全面的にバックアップ。リー監督の事務所が、彼の在米生活の保証人を買って出ている。(翻訳・編集/Mathilda

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