CRI online 2019年10月21日(月) 17時10分
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現地時間16日、「ピーター・ナバロ米大統領補佐官が自身の反中国著書で多く引用した専門家は捏造の人物であった」という内容が、米国の大手メディアで相次いで取り上げられました。 ナバロ米大統領補佐官が2011年に出版した中国を批判する書籍『中国による死』の中で、中国が米国経済にもたら...
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現地時間16日、「ピーター・ナバロ米大統領補佐官が自身の反中国著書で多く引用した専門家は捏造の人物であった」という内容が、米国の大手メディアで相次いで取り上げられました。
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ナバロ米大統領補佐官が2011年に出版した中国を批判する書籍『中国による死』の中で、中国が米国経済にもたらした脅威を裏付けるために、対中強硬派の「ロン・バラ氏」の発言を引用しました。しかし、オーストラリア国立大学の学者が調査したところによれば、この「ロン・バラ氏」は実在しない人物であることが判明しました。
これに対し、ナバロ米大統領補佐官は事実を認めた上で声明を発表し、「奇想天外なペンネームを用いることでエンタメ性を加えた」としています。
このことを報道で取り上げたトーマス・バートレット氏は、「ナバロ米大統領補佐官による中国及び中国の国民に関する一部の言説にネガティブな面を帯びていることを考えると、こうした冗談は笑えないものになる」と指摘しました。
ナバロ米大統領補佐官はワシントンの対中貿易の方向性を握る重要な人物で、長期にわたり中国脅威論を提唱しています。彼は、米国による対中追加関税を支持し、中国が為替操作国で、米国の知的財産権を窃取していると非難している上、中国が米国の製造業に大きなダメージをもたらしたという考え方を示しています。
なお、『中国による死』の出版元は先週、報道されたことに気づき、今後の増刷において、「ロン・バラは実在する人物ではなく、ピーター・ナバロのペンネームである」と注釈を入れて対応するということです。(提供/CRI)
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