中国のFC-31戦闘機は今後どのように発展していくのか―中国メディア

Record China    2019年10月23日(水) 7時50分

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19日、新浪軍事は、中国で現在開発中の第5世代ステルス戦闘機FC-31が将来どのような使われ方をするのかについて考察する記事を掲載した。写真はFC-31戦闘機模型。

2019年10月19日、新浪軍事は、中国で現在開発中の第5世代ステルス戦闘機FC-31が将来どのような使われ方をするのかについて考察する記事を掲載した。

記事は同機について「現在の状況やその前途は未確定要素でいっぱいだ」とし、約2年間公の場に姿を見せなかった間に「J-20と組み合わせて配備されるのか、海軍の艦載機として起用されるのか、ネット上では諸説紛々としていた」と紹介した。

そして、今年6月に2年ぶりに姿を見せた同機は、2012年の初登場時、16年の2回目の登場時に比べると、外形や設計上で多くの改良が行われたことが明らかだと説明。まず、全体の外観が丸みを帯び、飛行時の抵抗力が優位に低減されたと予測できる。また操縦席後部とエンジン上部が隆起したことからエンジンタンクの拡大、エンジンの改良がうかがえ、航続距離や超音速巡航能力が非常に大きく高まったことは間違いないとしている。

そのうえで、前述の改良をパッと見ただけでは、なおも同機が艦載機として発展の道をたどるのか、中型戦闘機としてJ-20と組み合わせるのかは判断がつきかねるものの、詳しく考察してみるとその用途が見えてくると伝えている。

まず、同機の設計上の行動半径は改良前の時点ですでに1250キロに達していたことから「もしJ-20と組み合わせることを想定しているのなら、改めて機体を隆起させて燃料タンクを大きくする必要はないだろう。航空電子設備や弾倉用の空間を確保する、あるいは重量を減らすというのが最良の選択だ」と解説した。

一方で、艦載機として考えた場合、機体の外形を変えてまで燃油タンクを大きくして航続距離を伸ばすというのは合理的であるとしたほか、操縦席が高くなることで下部の視野が増したという点でも艦載機としての特徴が表れたと説明。前後の着陸装置の形状も考慮すると「将来同機が艦載機になるのか、J-20とコンビを組むのかの判断はもはや難しくなくなる」とし、艦載機として用いられることが有力だとの見方を示している。(翻訳・編集/川尻

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