2013年8月5日、英国で同時通訳をしている中国系のアリソン・ウー被告に禁固1年の判決が下された。ウー被告は英国の運転免許証の筆記試験中に、中国語を使ってたびたび中国系の受験者に問題の答えを教えていた。6日付で新聞晩報が伝えた。

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英国の規定では、運転免許の筆記試験の際、英語が理解できない受験者には、政府が通訳を用意してくれることになっており、ウー被告はこのサービスを行う通訳の1人だった。

試験官が、ある筆記試験の際、ウー被告が受験生に対して中国語で「そうよ」と言っているのを聞き、試験問題の答えを教えているのではないかと疑ったことから事件が発覚。ウー被告は2012年10月18日にカーディフの運転免許試験センターで逮捕された。

発覚当初、ウー被告は試験会場を映していたカメラに「証拠」が残っていた27件について犯行を認めていたが、法廷では新たに40件が提出され、ほかの94件についても追跡調査が行われている。これらの受験者の合格証明は取り消され、再試験を行う予定だという。（翻訳・編集/北田）