新型鳥インフルエンザ、「ヒト・ヒト感染」の初めてのケースか―英医学誌

Record China    2013年8月8日(木) 12時30分

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7日、中国の科学者が、H7N9型鳥インフルエンザのウイルスが人から人へ感染したと見られる初めてのケースがあったと発表した。

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2013年8月7日、中国の科学者が、H7N9新型鳥インフルエンザのウイルスが人から人へ感染したと見られる初めてのケースがあったと発表した。8日付で香港紙・明報が伝えた。

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英医学誌BMJで発表されたこの研究は、中国の研究員が、60歳の父と32歳の娘が相次いでH7N9新型鳥インフルエンザで死亡したケースについて行ったものである。

父親は3月にH7N9新型鳥インフルエンザに感染し、5月に病院で死亡した。感染前には市場で6匹の生きたウズラを買っていた。娘は父親を1週間看病していたが、その間、一切の防護措置をとっていなかったという。娘は住んでいる地域を離れることはほとんどなく、鳥との接触もなかったが、彼女もまたH7N9新型鳥インフルエンザに感染し死亡した。研究によると、父親と娘が感染した鳥インフルエンザのDNAの型はほぼ一致したという。

今回のケースが人から人へ感染したものだという権威的な検証はなされていないが、科学者らはウイルスの組み合わせを考慮し、ほかのウイルスの感染ルートを排除した結果、人から人へと感染したと結論付けた。

研究に参加した1人は、「H7N9新型鳥インフルエンザウイルスの感染は依然として限定的である」とし、過度に恐れる必要はないと強調している。H7N9新型鳥インフルエンザは、3月に中国で人への感染が発見されて以降、中国本土と台湾で133件の感染が確認され、43人が死亡している。(翻訳・編集/北田

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