鳥インフル、ヒトからヒトへ…「パニックになる必要なし」とは何事か?―中国版ツイッター

Record China    2013年8月8日(木) 17時20分

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7日、中国で今春から流行して40人以上の死者を出しているH7N9型鳥インフルエンザについて、ヒトからヒトへの初感染例が確認されたと報じられた。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトはこれを受けて、情報の転載と関連投稿が相次いでいる。

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2013年8月7日、中国で今年3月から流行し、40人以上の死者を出しているH7N9型鳥インフルエンザについて、ヒトからヒトへの初感染例が確認されたと報じられた。国内で最多の感染者数を確認した江蘇省の疾病予防当局が英医師会雑誌(BMJ)に発表したもの。複数海外メディアの報道に半日ほど遅れるかたちで、国内の主要ポータルサイトがこれを報じはじめた。

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江蘇省疾病予防管理センターの鮑昌俊(バオ・チャンジュン)氏らの報告によると、ヒト-ヒト間感染が疑われるとされるのは同省の親子。家禽(かきん)市場に出入りしていた60歳の父親が先に発症し、これを1週間にわたって看病していた32歳の娘に感染したと考えられる。娘は家禽類と接触した履歴がないため、感染源が父親である可能性が「最も高い」との見解を示した。父と娘から採取したウイルスは、遺伝子検査でほぼ同一だったことも確認されている。

“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトはこれを受けて、情報の転載と関連投稿が相次いでいる。以下は寄せられた声の一部。

「注目すべき情報だ」

「やっと好きな鶏肉が食べられると思ったのに」

「H7N9はもう絶滅したんだと思ってた!」

「変なの、どうして国内ではなく英国の雑誌に発表したの?」

「人から人への感染、当局は認めずにここまで来たけど、海外の雑誌に暴露されて隠しきれなくなったね」

「こんな重要な情報が海外から逆輸入されるなんて、恥もいいところだよ」

また、多くの人は、鮑昌俊氏の「現時点ではヒト間の感染が拡大するほど強い感染力はない」との見解や、「パニックになる必要はない」との発言に引っかかりを感じたようだ。これに絡んだ投稿も多く見られた。

「専門家のホラ吹きがまた始まりました」

「人から人への感染はないとあれだけ言っていたのに、今になって『感染はするけど、深刻ではない』か」

「感染力が『弱い』とは言っても、『ゼロ』ではないんだよね?われわれは専門家の言葉など信じてはいけない。権力に戦いを挑もう。感染の心配は低いといっても、予防措置をきちんとしよう!」

「専門家の話を信じるの?くだらない!今、予防しなければ将来的に大変なことになるぞ」(翻訳・編集/愛玉)

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