スキャンダルまみれのファン・ビンビン、人気番組出演に疑問の声―中国

2007年4月24日、女優のファン・ビンビン（範氷氷）が、中国の超人気男性スターオーディション番組『加油！好男児』の審査員の一人に選ばれた。しかし、ヴィッキー・チャオ（趙薇）の裏金工作疑惑をマスコミに流したと報じられているファン・ビンビン。彼女がこの時期に人気番組の審査員に選ばれた事に、疑問の声があがっている。

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今回の人選について取材を受けた番組制作サイドは、「確かにファン・ビンビンには悪い噂が絶えないようです。しかし、厳しい芸能界において結果を残している事実を私達は高く評価したい」とコメントした。***

デビュー当時はそのずばぬけたルックスだけが注目を集めたファン・ビンビンだが、2004年の映画『手機』では第27回百花賞最優秀主演女優賞を受賞。さらに今年は主演映画「苹果」がベルリン国際映画祭に出品され、実力派女優としての地位を着実に築いている。

その一方で、スキャンダルの女王としても知られ、愛人報道や整形疑惑など悪い噂が絶えない。しかし、これらのスキャンダルをはねのけ、女優として大きく成長してきたファン・ビンビン。これから芸能界を目指す若者の良き見本と言えるのかもしれない。（翻訳・編集　多智文美）

●ファン・ビンビン（範氷氷）

山東省出身、1981年生まれの26歳。上海戯劇学院卒業後、2004年には映画『手機』で百花奨・最優秀主演女優賞を受賞。日本では映画 『花都大戦ツインズ・エフェクトII』、ドラマ『プライド』などが公開されている。また2007年1月には公式初来日を果たし、香港スターのアンディ・ラ ウ（劉徳華）、韓国スターのアン・ソンギ（安聖基）と共に、映画『墨攻』の宣伝活動を行った。