大韓航空が最長6カ月の無給休職実施、赤字続きの韓国航空業界、影響が最大手にも

配信日時:2019年10月19日(土) 13時20分
大韓航空が最長6カ月の無給休職実施、赤字続きの韓国航空業界、影響が最大手にも
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韓国を代表する航空会社・大韓航空が最長6ヵ月の無給休職制度の実施に踏み切った。韓国の航空業界は格安航空会社(LCC)を含め赤字続き。韓国紙は「業績悪化の影響が最大手にも押し寄せた」と報じた。写真は大韓航空。
韓国を代表する航空会社・大韓航空が14日、最長6カ月の無給休職制度の実施に踏み切った。同社は「仕事と家庭の両立を支援するもので、業務文化改善の一環」としているが、韓国の航空業界は格安航空会社(LCC)を含め赤字続き。韓国紙は「業績悪化の影響が最大手にも押し寄せた」と報じた。

中央日報などによると、無給休職の対象となるのは勤続満2年以上の社員。25日までに休職申請書を提出すれば審査を経て来月から来年5月の間に3カ月間休職でき、1回に限り最大3カ月まで追加延長できる。人材運営を考慮し、運航乗務員、海外駐在員、国内外派遣者、海外現地社員は申請対象から除外した。

制度導入について、大韓航空関係者は「社員の多様なニーズのために短期希望休職申請を受け付けることになった」と説明。「現在運営している常時休職制度は期間が1~3年で相対的に長い方だ。短期間だけ世話をしなくてはならない家族がいるケースや子どもの入学など教育問題で短期休職が必要な場合には常時休職制度では負担になりかねないということだ」として、「短期希望休職に対する社員の満足度は高いと期待」と話した。

大韓航空は4~6月期に営業損益が1015億ウォン(約93億円)の赤字となり、日本旅行ボイコット運動が本格化した7~9月期も営業利益は前年同期比で30%以上減少すると見込まれている。航空業界関係者は大韓航空が支出する固定費用のうち、燃料費(25.6%)が最も多く、人件費(20.9%)がそれに続いており、無給休職である程度の人件費を節減できるとみている。

最近、韓国の航空業界の収益性が悪化したのは日本の輸出規制に伴う反日感情激化で売り上げの割合が高い日本路線需要が急減している上、ウォン安ドル高など内外の環境が悪化して累積赤字が増えているためだ。実際に4~6月期に韓国系航空8社はすべて赤字を記録しており、7~9月期の業績も暗いとの見通しが支配的だ。

大韓航空以外でも非常経営体制に突入したLCCのイースター航空も今月から申請者に限り、1~3カ月の無給休職の受け付けを開始。売却手続きを進めているアシアナ航空も4月から全社員を対象とする無給休職を実施している。休職期間は15日から最長3年だ。他のLCCも悪化した経営環境に対応するために東南アジア路線を拡大しているが、運賃競争が激しくなっていることが負担として作用しており、韓国の航空産業危機は当分続きそうだ。

大韓航空関係者は「今回の短期希望休職申請はあくまで業務文化改善の一環」と言及。「市場で提起される業績悪化とは関係がない」と強調しているが、中央日報は表向きの理由とは別に「業界では制度実施は業績悪化の影響のためだと解釈している」と伝えた。(編集/日向)
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