中国の裁判官買収は「暗黙のルール」、金銭の提供や接待は当たり前―SP華字紙

Record China    2013年8月9日(金) 6時30分

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6日、中国の上海市高級人民法院の裁判官ら4人が集団買春にかかわったとされる事件に関して、こうした事情に詳しい弁護士によると、裁判官を抱き込む「暗黙のルール」はほかにも多数あるという。

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2013年8月6日、中国の上海市高級人民法院の裁判官ら4人が集団買春にかかわったとされる事件に関して、こうした事情に詳しい弁護士によると、裁判官を抱き込む「暗黙のルール」はほかにも多数あるという。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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今回のように裁判官に公然と女性を提供するケースはまれだが、裁判で便宜を図ってもらうために、自らあるいは他人を介して、裁判官に現金、商品券や高級酒、漢方薬などの品物を贈ったり、旅行に招待したりすることはよくあるという。ある販売代理店の顧問弁護士は、「企業が普段から担当地域の裁判所の裁判官を食事やマッサージに招待するのは、業界では普通のコミュニケーション手段であり、誰もがやっていることだ」と明かす。

法曹界関係者によると、重大な民事訴訟や刑事訴訟の場合、裁判官への「リベート」は少なくとも数万元(数十万円)から数十万元(数百万円)だという。その際にはすべて旧札が使われ、通し番号の入った新札は絶対に使用しない。また、ある弁護士は「裁判官は裁判の当事者(原告や被告)に対し、自分がよく知った弁護士に変更するよう暗に指示することもある。そうすることで、仲の良い弁護士と利益を最大限に享受できるからだ」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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