人民網日本語版 2019年10月20日(日) 23時0分
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ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と国際機関ハロー・トゥモローは15日に北京で、研究報告書「ディープテック生態圏が夜明けと共にやって来た」を共同で発表した。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と国際機関ハロー・トゥモローは15日に北京で、研究報告書「ディープテック生態圏が夜明けと共にやって来た」を共同で発表した。それによると、2015年から18年にかけて、中国のディープテック関連企業への投資額は年平均80%を超える速いペースで増加し、中国はディープテック投資の伸びを牽引する最大の機関車になったという。中国新聞網が伝えた。
ディープテックとは何か。同報告によれば、「ディープテックとは高度なイノベーションであるだけでなく、現在の応用科学技術のはるか先を行くものであり、往々にして大量の研究開発投資があるからこそ実用的価値のある事業や消費の応用を創造することができ、さらにはこうした事業と応用が実験室から市場への進出を推進することができる。ディープテックの多くは現在の重大な社会的挑戦および環境的挑戦に着目しており、よって市場と業界に破壊的な変化をもたらすことが予想される」という。
同報告の見方によると、現在、最も活発で発展の可能性がある7大ディープテック分野は、ハイテク材料、人口知能(AI)、バイオテクノロジー、ブロックチェーン、ドローン・ロボット学、フォトニクス・エレクトロニクス及び量子コンピュータだ。
ディープテックは今やグローバル資本が争って追いかける注目点だ。BCGの徐勤(シュー・チン)取締役社長(グローバルパートナー)は、「投資家はオリジナル科学技術研究に従事する企業へ相次いで資金を投入し、ディープテックに的を絞った投資が広く深く全面的に花開いた」と述べた。
BCGのパートナーの李懋華(リー・マオホア)氏は、「次世代プラットフォーム技術の誕生発展、技術的ハードルの低下、より細分化し多様化したイノベーション方式、ゆとりある資金、政府の政策決定、ディープテックによる解決を早急に必要とする問題が、新たなディープテック生態システムの誕生を促した」との見方を示した。
同報告によると、15-18年には、米中両国が世界のディープテック企業への個人投資の81%を担い、国内の投資額は中国が約146億ドル、米国が328億ドルに達した。
中国は科学技術研究開発分野で勢いよく前に進んでいる。英紙エコノミストがまとめたデータによれば、購買力平価で計算すると、過去20年間に中国の研究開発支出は約400%も急増し、今や毎年4000億ドルを上回って欧州と英国の水準に近づいたという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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