データをみると、今年第1-3四半期の米中貿易額の減少幅は大きく、これは貿易戦争がもたらした直接的な損害だ。しかし中国と欧州連合(EU)、ASEANとの貿易額は目に見えて増加し、米中貿易の減少分を相殺し、これは中国が市場を積極的に開拓した結果だといえる。言及しなければならないのは、中国と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との輸出入額が同9.5%増加し、中国の対外貿易に占める割合が29%に達したことだ。このことから、中国の対外貿易が単一市場への依存度を大幅に引き下げ、1つの市場だけに頼ることはなく、貿易構造が最適化を続けていることがわかる。
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