中国人観光客の地図やガイドブックを没収、領有権問題で中国をけん制か―ベトナム

Record China    2013年8月7日(水) 13時46分

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7日、ベトナム・ダナン国際空港の税関分局は先頃、中国人観光客2人の手荷物から発見した地図2枚とガイドブック数十冊を没収した。税関側は、これらの印刷物にはベトナムの領海主権を歪曲する内容が含まれていたためと説明した。資料写真。

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2013年8月7日、ベトナム・ダナン国際空港の税関分局は先頃、中国人観光客2人の手荷物から発見した地図2枚とガイドブック数十冊を没収した。6日付ベトナムメディアの報道を引用して環球時報(電子版)が伝えた。

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税関側は、これらの印刷物にはベトナムの領海主権を歪曲する内容が含まれており、同国の文物・出版物や輸入関連規定に違反していたためと説明。地図2枚には中越両国が領有権を主張する西沙諸島と南沙諸島が中国領として記載されていた。逆に、ガイドブックのベトナム観光地図には西沙諸島と長沙諸島が未記載だった。

ベトナムの関連部門では、規定に従ってこれらの印刷物を没収するだけでなく、さらにガイドブックの中国語の内容をチェックした上で、適当な処罰を検討しているという。今年3月〜5月にはニンビン省とダナン市で大量の中国製地球儀やガイドブック、児童の教科書を押収、台湾製のノート480冊や卓上カレンダーも没収されている。

ベトナムではこれらの“非合法出版物”を押収すると同時に、主権の宣伝を強化している。7月上旬には「ベトナム領・西沙諸島と南沙諸島とその歴史的根拠」と題する資料展をベトナム軍事歴史博物館で開催。この展覧会は、8月に入ってもホーチミン市で開催中である。(翻訳・編集/碧海)

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