外交部、EUは中国企業の意見に耳を傾けてもらいたい

人民網日本語版    2019年10月15日(火) 15時40分

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外交部(外務省)の耿爽報道官は14日の定例記者会見で、EU中国商工会議所初の旗艦報告書に関する質問に「EU側が中国企業の意見と訴えに真剣に耳を傾け、引き続き投資市場の開放を保つことを希望する」と述べた。

外交部(外務省)の耿爽報道官は14日の定例記者会見で、EU中国商工会議所初の旗艦報告書に関する質問に「EU側が中国企業の意見と訴えに真剣に耳を傾け、引き続き投資市場の開放を保つことを希望する」と述べた。

耿報道官は「我々はEU中国商工会議所の発表した『欧州における中国企業の発展報告書』に留意している。これはEU中国商工会議所が2018年にブリュッセルで発足して以来初の旗艦報告書だ」と指摘。

「現在欧州における中国企業の経営状況は好転しており、欧州に研究開発センターや製造工場を設立する中国企業が増えている。中国企業の現地での投資、現地との協力は雇用の増加と民生の発展を促進し、欧州の産業チェーンのアップグレードを包括的に先導してもいる。だが報告書は、EUが外資の審査を厳格化していること、科学技術やエネルギーなど特定分野及び国有企業に対する制限を増やしていること、企業と現地政府の意思疎通がスムーズでないなどの要因により、欧州における中国企業の発展が試練と制約を受けており、中国企業の懸念を呼んでいるとも指摘している」と述べた。

また「欧州諸国は一貫して市場経済原則を堅持し、貿易と投資の自由化及び円滑化を主張しており、多国間主義と自由貿易の支持者であり擁護者だ。中国側はEU側が中国企業の意見と訴えに真剣に耳を傾け、引き続き投資市場の開放を保ち、中国企業を含む各国企業による欧州での投資と事業展開に公平で透明かつ安定した、予測可能なビジネス環境を創造することを希望する。現在の情勢の下、中国とEUが相互尊重と互恵・ウィンウィンの精神に基づき、相互間の開放と包摂を保ち、協力を拡大し続けることは、双方の利益にかなうだけでなく、世界にプラスのエネルギーと安定性をさらに多く注入するうえでもプラスだ」と述べた。

EU中国商工会議所は11日にブリュッセルで『欧州における中国企業の発展報告書』を発表。欧州における中国系企業の主要業務を全面的に総括し、EU機関及びEU加盟国政府に対して、EUにおける中国系企業のビジネス環境をさらに改善するための包括的な政策提言をした。(編集NA)

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