中国初の自主知的財産権を持つ炭素イオン治療システム、販売が許可

人民網日本語版    2019年10月10日(木) 17時10分

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甘粛省薬品監督管理局が発表した情報によると、中国初の独自の知的財産権を持つ医療機器となる炭素イオン治療システムが、国家薬品監督管理局から登録・販売の許可を得た。

甘粛省薬品監督管理局が発表した情報によると、中国初の独自の知的財産権を持つ医療機器となる炭素イオン治療システムが、国家薬品監督管理局から登録・販売の許可を得た。新華社が伝えた。

中国科学院近代物理研究所及びその持株会社の蘭州科近泰基新技術有限責任公司が同製品を開発し、甘粛省の武威腫瘍医院に設置された。同製品は加速器システム、治療システムからなる。治療システムには2つの治療室があり、炭素イオンレーザーによる悪性腫瘍の治療を行える。

国家薬品監督管理局の公式サイトで発表された情報によると、これは同局が初めて登録を許可した国産炭素イオン治療システムだ。同システムの許可は、中国がハイエンド医療機器国産化に向けまた一歩踏み出したことを意味し、中国の医学腫瘍診療手段及び水準の改善に対して重大な意義を持つ。

薬品監督管理当局は使用者に対して、製品に許可された適用範囲を厳守して使用し、衛生健康当局の診療基準を厳守するよう注意を促している。監督管理当局は製品の販売後の監督管理を強化する。(編集YF)

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