食品中の動物用医薬品残留基準が厳格化―中国

人民網日本語版    2019年10月14日(月) 9時30分

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中国農業農村部が9日に発表した情報によると、農業農村部と国家衛生健康委員会及び国家市場監督管理総局は先ごろ、「食品安全国家基準 食品中の動物用医薬品の最大残留基準値」を共同発表した。資料写真。

中国農業農村部が9日に発表した情報によると、農業農村部と国家衛生健康委員会及び国家市場監督管理総局は先ごろ、「食品安全国家基準 食品中の動物用医薬品の最大残留基準値」を共同発表した。同基準は2020年4月1日より施行される。科技日報が伝えた。

同基準は267種の動物用医薬品の家畜・家禽製品、水産物、蜂製品における2191項目の残留基準値及び使用上の要求を規定した。中国で一般的に使用される動物用医薬品、主な食料生産動物及び組織がほぼ網羅され、中国の動物用医薬品残留基準の制定が新たな段階に入った。

情報によると、今回新たに発表された基準に含まれる動物用医薬品の種類及び基準値が大幅に増加した。これまで発表されていた農業部公告第235号「動物性食品中の動物用医薬品の最大残留基準値」と比べると、動物用医薬品の品種が76種増加(39.8%増)し、残留免除品種が66種増加(75%増)し、残留基準値が643項目(41.5%)増加しており、動物性食品の「基準値が不十分」という現在の問題をほぼ解消した。

新たに発表された基準は、CAC(国際食品規格委員会)及びEUや米国などの先進国・地域の最も厳しい基準を全面的に採用し、農業部公告第235号の残留マーカー、1日あたり許容摂取量、残留基準値、使用上の要求などの重要技術数値を全面的に改正した。設定された残留基準値とCAC基準値の一致率は90%以上にのぼる。オフロキサシンなど食品安全リスクが存在する10種以上の動物用医薬品については淘汰するか、用途を変更した。同時に、基準の制定がより合理的かつ厳格になった。今回の基準制定では、中国の動物性食品の生産・消費の実情、現行の動物用医薬品残留基準値の実施における重要な問題が十分に考慮された。また、国際的な慣例に基づき関連リスクアセスメントを行い、業界、専門家、消費者、民間人、関連組織などから広く意見を募り、WTO(世界貿易機関)メンバーの評定を受けた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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