ノーベル賞には少なくとも2つの価値がある―中国メディア

Record China    2019年10月10日(木) 21時10分

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10日、北京青年報は、「ノーベル賞は科学的なものであると同時に、大衆的なものでもある」とする評論記事を掲載した。写真はノーベル博物館。

2019年10月10日、北京青年報は、「ノーベル賞は科学的なものであると同時に、大衆的なものでもある」とする評論記事を掲載した。

記事は、今年のノーベル化学賞にリチウムイオン電池の開発に貢献した米国のジョン・グッドイナフ氏、英国のスタンリー・ウィッティンガムとともに、日本の吉野彰名城大学教授が選ばれたと紹介。8日には物理学賞受賞者も発表され、欧米の研究者ら3人が選ばれたことも伝えた。

そのうえで、「10月はノーベル賞受賞者が続々と発表される。今や同賞の注目度はますます高まっており、メディアも盛んに取り上げている」とし、ノーベル賞に対する注目は科学に対する注目であるとした。

そして、大衆においては主にエンターテインメントに関する話題が人気を集める一方、科学分野の話はあまり取り沙汰されることはなく、大きな賞の授与があった時にようやく主役になる程度だと説明。それゆえ市民による科学者や研究内容への理解は浅薄なものとなるが、一方でノーベル賞というトピックは確かに科学と大衆との距離を狭めるのに貢献していると論じている。

記事は、ノーベル賞には少なくとも2つの価値があり、それは科学的な価値と大衆的な価値であると紹介。「1年に1度のノーベル賞は、化学の魅力を十分に伝えるものだ。ノーベル賞は科学的なものであるとともに、大衆的なものでもある。なぜなら、詳しくは理解できなくても、注目すること自体が一つの姿勢、方向性を示すのだから」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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