「名探偵コナンがいる場合の死亡率」が学問に=大学の講義要綱が話題―台湾大学教授

Record China    2013年8月2日(金) 13時30分

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1日、国立台湾大学の葉丙成教授は、オンラインで世界各国の一流大学の講義が受けられるネット大学「コーセラ(Coursera)」の「確率」コースのカリキュラム要綱を発表した。写真は台湾大学。

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2013年8月1日、国立台湾大学の葉丙成(イエ・ビンチョン)教授はこのほど、科学事業普及サイト「果殻網」と「微博」(ウェイボー・ミニブログ)上で、オンラインで世界各国の一流大学の講義が受けられるネット大学「コーセラ(Coursera)」の「確率」コースのカリキュラム要綱を発表した。そのユニークな内容が、中国本土の学生からも好評を博している。揚子晩報が伝えた。

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葉教授はこのほど「果殻網」と「微博」で中国本土の学生向けに、「国立台湾大学の第1期中国語MOOC(massive open online courses)が8月31日からネット上で公開します。世界大学学科別ランキング24位の国立台湾大学電気工学科がどのように確率を教えているか知りたい方、ぜひ参加してください」と募集した。

このコーセラ中国語のカリキュラムは中国本土の学生たちを狂喜させたが、学生たちが特に興味を持ったのは、葉教授が開講前にネット上で公開したカリキュラム要綱だ。要綱は通常なら本を読むときに読み飛ばす部分だが、葉教授が作成した要綱は主役の授業よりも一足先に人気となった。その内容の一部を挙げると、次の通り。

・条件確率―名探偵コナンがいる場合、人の死ぬ確率は?

・葉丙成独自開発の奥義―あなたと私は縁がある。奥義を教えてあげよう。

・確率の上限―まったく役に立たないジェームス・ボンド

・結合確率の分布―哀れな明さん!

いずれのタイトルも一体どんな内容なのかと非常に興味をそそられないだろうか?この要綱には、中国本土のネット流行語をはじめ、ハリウッド映画の有名キャラクター、日本の流行文化の関連語、武侠用語までが散りばめられている。

葉教授は決して突飛な表題で人の目を引こうとしているわけではないと断わった上で、具体的なカリキュラムも要綱と同様に面白いものになることを約束した。葉教授はミシガン大学で傑出した教授に贈られる教授賞を受賞したことがあるほか、台湾大学でも教学傑出賞を受賞している。学生たちは葉教授について、「葉教授の授業は今まで受けた中で最も優れた形式の授業だ。リラックスした雰囲気ながらも、とても多くのことを学べる。教授は学生たちと一緒に楽しむのがとても好きで、時にはコメディアンにもなる」と称賛の声を送っている。(提供/人民網日本語版・翻訳/ MZ・編集/武藤)

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