中国がリードする8つの技術分野―仏紙

Record China    2019年10月8日(火) 18時50分

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7日、中国メディアの参考消息網によると、フランス紙レ・ゼコーはこのほど、「中国がリードする八つの技術分野」とする記事を掲載した。資料写真。

2019年10月7日、中国メディアの参考消息網は、「中華人民共和国が成立70周年を盛大に祝う中、中国のハイテク分野における発展と成果に海外メディアも高く注目している」とした上で、フランス紙レ・ゼコーがこのほど、「中国がリードする八つの技術分野」とする記事を掲載したことを紹介した。

それによると、レ・ゼコーの記事はまず、「中国は圧巻の軍事パレードや交歓行事などを通して、世界にその新しい力、特に技術を示した。中国はますます多くの先進セクターで競争をリードしている」と指摘。「中国が支配する八つの技術分野」として、レアアース(希土類)、リチウムイオン電池、再生可能エネルギー、スーパーコンピューター、宇宙競争、特許、IT、人工知能(AI)を挙げた。

レアアースについては、「スマートフォン、風力タービン、特殊合金、電池などに応用され、ほとんどすべての生産ライン上に存在する。中国は世界の生産量の80%以上を供給している」などと伝えた。

リチウムイオン電池については、「埋蔵量が多く、人件費が韓国や日本よりも低いため、中国は現在、電気自動車(EV)に搭載されているリチウムイオン電池の世界的リーダーとなっている。中国は世界の生産能力の約60%を有している。フランスとドイツは今年5月、中国に対抗するため、『EV用電池のエアバス』と呼ばれるコンソーシアムプロジェクトを開始した」などと紹介した。

再生可能エネルギーについては、「中国は太陽光発電と風力発電によるグリーン電力の生産を急速に発展させている。中国は2018年に21GWの風力タービンを設置した。エネルギーコンサルティング会社ウッドマッケンジーによると、中国の太陽光発電容量は24年には370GWになり、これは米国の2.5倍、フランスの15倍に相当する」などと伝えた。

スーパーコンピューターについては、「最新の世界ランキングトップ500で、中国(219台)は米国(116台)をはるかに上回っている。フランスと英国はそれぞれ18台しかない」などと紹介した。

宇宙競争については、「中国は18年にどの国よりも多い35回のロケット打ち上げに成功した。今年初めには、世界で初めて無人探査機を月の裏側に着陸させた。22年ごろを目標に独自の宇宙ステーション開発を目指している。NASAが率いる国際宇宙ステーション(ISS)は24年に運用終了となる予定だ」などと伝えた。

特許については、「中国の特許庁に当たる国家知識産権局(CNIPA)は18年に150万件以上の特許出願を受理し、43万2000件を承認した。これは他の先進国に比べて非常に高いレベルであり、米国が同年に承認したのは30万8000件だ」などと紹介した。

ITについては、「中国は毎年、米国やロシアをはるかに上回る数のコンピューターサイエンス専攻の大卒者を輩出している」などと伝えた。

AIについては、「われわれは中国で導入が進む顔認識システムを想起するが、これは中国のAI分野における努力のほんの一部にすぎない。中国政府は30年に世界のリーダーになるという野心を表明している。企業評価額が10億ドル以上の世界のAI関連ユニコーン11社のうち6社が中国に存在する」などと紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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