婦警の陳情を公安が阻止、元重慶市トップの薄煕来氏の失脚が背景に―香港紙

Record China    2013年8月1日(木) 15時50分

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30日、重慶市で婦人警官のグループによる陳情が行われようとしたが、公安警察によって阻止される事件が起きた。このグループは薄氏の肝いりで採用されたという。写真は重慶の婦人警官。

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2013年7月30日、重慶市で婦人交通警官のグループが陳情を行おうとしたところ、公安警察によって阻止されるという事件が起きた。このグループは、元重慶市トップの薄煕来(ボー・シーライ)氏の肝いりで採用されたが、後ろ盾の薄氏が失脚したことで処遇が宙に浮いている。31日付で香港の蘋果日報が伝えた。

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陳情に加わった婦警によれば、150人の婦警は2011年6月、交通警察官として採用された。全国から応募した1700人余りの中から面接や筆記試験、思想審査によって選抜され、訓練と研修を経て警官となった。当局は婦警を正式な公務員として採用することを承諾していたが、薄氏が失脚したことでその約束は履行されず、2年間の契約期間が満了してしまったという。

婦警らは処遇について市政府に陳情しに行こうとしたが、当局によってある学校内に軟禁状態に置かれた。何とかそこから脱出したものの、街中には公安局所属の私服警官が大勢控えており、取り囲んだ公安警察に車に引きずり込まれ、殴る蹴るの暴行を受けた。ある婦警は「私たちは見捨てられた。どこに訴え出ればよいのか、これからどうすればよいのかも、まったくわからない」と話している。

薄煕来氏は在職当時、「平安重慶」(安全な重慶)とのスローガンを掲げ、公安警察の再編と大規模な人材採用を進めており、婦人警官の充実化も図っていた。婦人警官は学歴を求められず、容姿端麗であることや身長が165センチ以上であることなどの基準で採用されたという。(翻訳・編集/岡田)

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