捨てられた愛人に脚光、中国の汚職撲滅政策で―英紙

Record China    2013年7月31日(水) 13時35分

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29日、「捨てられた愛人が中国における汚職の実態を暴露した」との記事を英紙が掲載した。中国では官僚の元愛人らが汚職の実態を次々に暴露し、腐敗撲滅に重要な働きをしているという。資料写真。

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2013年7月29日、英インディペンデンス紙が「捨てられた愛人が中国における汚職の実態を暴露した」との記事を掲載した。中国の統治者である高級官僚の生活の実態が元愛人らの口から次々に暴露され、汚職撲滅に重要な働きをしているという。英公共放送BBC(電子版)が同日付でこれを報じた。

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高級官僚の愛人だったという紀英男(ジー・インナン)さんはこのほど、2人の交際時期に撮影したプライベート写真数百枚をネット上に公開した。もともと北京市の共産党幹部と名乗る男性と生活を共にしていたが、のちに彼が既婚者で子供もいることがわかったためだ。党幹部とはいえ給与はさして多くないはずだが、1日あたり数千元〜1万元(約16万円)と、かなりの額の手当が彼女に渡っていたという。その後、男性は中国国家档案局政策法規研究局の笵悦(ファン・ユエ)副局長と判明し、現在は事実関係の調査が行われている。

中国共産党の官僚たちはこれまで、どんな醜聞も恐れていなかった。こうした暴露情報はもみ消され、法に縛られることなく処罰もされなかったからだ。しかし今年3月、習近平(シー・ジンピン)政権が発足すると一斉に展開された汚職撲滅政策のため、高級官僚だけでなく末端の官僚までも性スキャンダルに関わると処罰されるようになっている。

中国共産党中央委員会の機関紙・人民日報は「愛人は反腐敗政策において、中央紀律検査委員会よりも成果を上げている」と社説で皮肉っている。(翻訳・編集/岡田)

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