2013年7月28日、中国・山東省の動物園で飼育員がカンガルーに殴られる場面を撮影した映像が複数の有名動画サイトにアップされ、ひそかな話題となっている。29日付で山東商報が伝えた。

【その他の写真】

映像は、山東省威海市にある神彫山野生動物園で撮影されたもの。投稿者の詳細は不明だが、撮影後に編集された上でBGMまでつけられており、長さはおよそ2分あまりにわたる。動画によると、飼育員の男性がカンガルーの頭を撫でようとしたところ、カンガルーが後ろ足2本で立ち上がり、前足で男性の顔をめがけて唐突にパンチを浴びせた。

カンガルーの攻撃を受けた男性はパンチやキックで反撃を試みたものの、威嚇は無駄に終わり、カンガルーが圧倒的な強さを見せた。おりの外にいた人々もカンガルーを足で蹴飛ばして加勢したが、それでも飼育員に対する攻撃が続いたため、最後に男性は柵をよじ登って逃げ出し、「試合」はカンガルーの勝利で終了した。

記者は、撮影場所の動物園に取材を申し込むために電話をかけたが、誰も応対しない状態が続いている。動画には、飼育員が負傷した部分をさすっている映像もあるが、怪我の程度について記事では触れておらず、詳細は不明である。(翻訳・編集/碧海)