2013年7月29日、中国の俳優ホアン・シャオミン（黄暁明）が香港のマダム・タッソーろう人形館で、自分の“分身”と初対面を果たした。文匯報が伝えた。

このほど同館にお目見えしたばかりの人形と初体面を果たしたシャオミン。人形と同じ黒いスーツ姿で登場し、“分身”の横に並んで立つと、どちらが本物か分からないほどだ。シャオミン本人は「特に目のあたりが似ている」とのことで、「この世に自分がもう1人いるのは、不思議な気分になる」と語っていた。

シャオミンの最新主演映画「海闊天空」が、香港で来月2日から公開される。中国では「中国合夥人」のタイトルで今年5月に公開され、ヒットを記録したヒューマンドラマだ。中国で約700校を展開する国内最大の英会話学校・新東方教育グループの創設者らをモデルに、1980年代の渡米ブームと、その中で運命を変えてゆく男性3人の姿を描く。

“中国トップのイケメン俳優”と呼ばれるシャオミンだが、映画で演じているのは、2浪してやっと大学合格するという農村出身の冴えない男性。目が小さく見えるほど厚いレンズの眼鏡をかけ、眉毛は下がり気味に描き、シャツをインしたズボンを胸あたりまで引き上げるという、徹底した“ブサイク”に挑戦している。役を演じるにあたり、スタイリストには「びっくりするほどダサくしてほしい」とシャオミン自身が熱望したのだという。（翻訳・編集/Mathilda）