山形県の外国人相談件数が3年連続増加、暮らしに不安―日本

Record China    2013年7月30日(火) 10時50分

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29日、山形県国際交流協会が発表した報告によると、2012年度の山形県の外国人相談件数は前年比で10%増加し、3年連続の増加となった。写真は山形県。

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2013年7月29日、山形県国際交流協会がこのほど発表した報告によると、2012年度の山形県の外国人相談件数は前年比で10%増加し、3年連続の増加となった。華字紙・日本新華僑報(電子版)が伝えた。

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山形県国際交流協会は、2012年度の外国人相談窓口の使用状況をまとめた。相談件数は462件で、2011年度よりも10%上昇し、42件増加した。これで3年連続の増加となる。母語で会話をする機会がないことや、日本での生活に不安を抱えている外国人が多く、協会は「困った時に母語で相談できる場所があることを事前に知っておいてほしい」としている。

外国人からの相談件数は286件で、全体の61.9%を占めている。最も相談件数が多いのはブラジル人で102件、以下、韓国人81件、中国人54件、フィリピン人30件と続いている。

相談項目別では、「生活の不安」が180件と最多で、「母語で会話がしたい」、「自分の悩みを聞いてほしい」などの内容が多く見られた。在留期間の更新などの「出入国・在留資格」は65件、「通訳、語学学習等」は57件となっている。そのほかには、「家庭・戸籍関係」が33件、「労働、就職」が27件だった。

過去10年間で、山形県の外国人人口は2005年の7703人がピークだった。その後7年連続で減り続け、2012年には6106人となった。外国人相談件数の増加について、同協会は「繰り返し相談に来る人が多いのも原因の一つ」としている。(翻訳・編集/北田

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