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「スキンヘッドの劉警長」という愛称で知られる香港警務処機動部隊警署の劉沢基警長は29日に北京入りし、取材に対して、「ついに北京に来ることができて、興奮している」とし、「今回は閲兵式を見ることが第一だが、万里の長城にも登りたい」と語った。
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「スキンヘッドの劉警長」という愛称で知られる香港警務処機動部隊警署の劉沢基警長は29日に北京入りし、取材に対して、「ついに北京に来ることができて、興奮している」とし、「今回は閲兵式を見ることが第一だが、万里の長城にも登りたい」と語った。中国新聞社が報じた。
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劉警長ら香港警察隊代表団10人は同日、中華人民共和国建国70周年記念式典への招待を受け、北京入りした。代表らは取材に対して、「記念式典に参加できるのはとても光栄」と興奮気味に語った。
「スキンヘッドの劉警長」という愛称で知られる香港警務処機動部隊警署の劉沢基警長は、毅然とした態度で暴徒に立ち向かい、中国のネット上でも大きな話題となった。画像は7月30日夜、襲撃を受け、仕方なく銃を暴徒に向ける劉警長ら (画像は香港「東網」から) 。
代表団の団長を務める李建輝氏(香港警務処の高級助理処長、人事及び訓練処の処長)は、「記念式典に招かれるというのはとても貴重な機会だ。代表団の数人にとっては今回が初めての北京。みんなとても興奮している。代表団の家族、友人もとても喜んでいる。警察隊はこれからも香港の安定を守るために一層力を入れて励み、香港地区が1日も早く秩序を回復することを望んでいる」と語った。
香港地区が祖国に復帰した1997年に北京を訪問したことがあるという郭徳輝警長は取材に対して、「22年が過ぎ、北京は大きく変化した。テクノロジーや教育など、様々な面で大きく進歩しており、素晴らしい。警察隊の代表として記念式典に参加できてとてもうれしい。閲兵式の時に各種新型兵器が見ることができるのを楽しみにしている」と語った。
8月に起きた暴動で、郭警長は、暴徒に鋭く削られたトレッキングポールで頭を攻撃され、その時の傷跡が今でもはっきりと残っており、「警察隊に入って35年になるが、こんなことは初めてだ。香港地区が1日も早く平穏な状態に戻ることを願っている」と話した。もうすぐ定年退職の郭警長は、息子2人を連れて中国大陸部を訪問して、今の様子を見て回りたいと願っている。
代表団の中で最年少メンバーの胡瑞傑さん(23)は、「北京に来ることができるとは思ってもみなかった。初めての北京訪問で、記念式典に参加することができ、とても光栄で、誇りに感じている」と話し、劉警長と一緒に勤務していた時に、複数の暴徒の攻撃を受けた時のことを振り返り、「警察隊に入って約4年になるが、あんな事件に直面したのは初めてで、少し焦ったが、同僚らはプロフェッショナルで、その能力を信じていた」と語った。
そして、「香港地区の若者はとても才能があり、自分の考えも持っている。しかし、一部の若者は唆されて、道を踏み外している。そのような若者には冷静になり、自分のしていることが正しいのかよく考えてほしい。誰もが自分の行動の責任を負わなければならない」と呼びかけた。(編集KN)